インターネットにはキャッシング情報があふれています。
例えば人気ランキングを検索すれば一度に多くの業者を比べることができます。
でも残念ですが、すべてが正確な情報とは言いがたいのが現実です。
単に条件だけで見分けることは危険です、だからこそ安心できる業者を見分けることが重要です。今回はキャッシング業者を見分けるポイントに重点をおいて解説いたします。
本当に大丈夫?ネット情報をそのまま信頼してはいけない
インターネットのランキングはクチコミを元にした情報から作られます。しかし、ここに一つの問題があって、それはクチコミ情報は匿名の情報だということ。
匿名だからこそ本当に利用したユーザの意見が反映されていると言えますがそれと同時に、クチコミ情報は手前みそな情報も区別されずに含まれてしまっているという現状が問題になるのです。
危険な情報が手招きするネットのランキング情報に警戒しよう
インターネット上には数多くのランキングサイトが設けられています。ランキングサイトとは、何かのキーワードで一覧できるように情報を一覧加工したもので、何かを比較して検討するために便利に利用できるので非常に有益です。
一般的に見られるネットのランキングは、ユーザからのクチコミ情報を元ネタとして利用していることが多いようです。クチコミ情報なので、それぞれ実体験を反映した内容になっており、情報のたしからしさが感じられます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。クチコミ情報は匿名が基本です。本来は損得に関わらない人たちからの情報を期待して匿名にしているのですが、匿名をいいことに、無責任な、時には有毒な情報が混ざりこんでいるのです。
従って、有毒な一部の情報によってランキングは影響を受けてしまい、表示された情報を鵜呑みにしてしまうと、被害をうける危険も出てきます。
- クチコミには無責任な投稿が混じっている
- クチコミは匿名情報である
- ランキングはクチコミから作られている
- 利用する前に確認が必要である
ヤミ金が口コミサイトを利用するのには理由があった
例えばヤミ金などの勧誘が、危険な情報の筆頭です。彼らが欲しいのはとにかく連絡先ということをあなたもご存知でしょう。むやみに電話するよりも、希望者の連絡先を手にすることが圧倒的に効率のよい方法だからですね。
当然ながら、一度利用した人がヤミ金に好評価をすることがないということが、彼らヤミ金にとって悔しいことです。なので彼らは一生懸命に自画自賛を繰り返します。そのための有力なメディアがインターネットのクチコミだということになります。
ある時はアルバイトを活用して、または自分自身でクチコミを書き込んでいます。それによってあたかも多くの利用者から感謝されているかのような偽りの体裁を作り出そうとします。
このことを逆に言えば、口コミサイトの情報はそれだけネットの利用者から信用を獲得できる有効な手段だということであり、同時にそれらの口コミサイトによって得られる情報は多く、しかも便利で有効だといえます。
ヤミ金などの不正業者が口コミサイトを利用するのは、口コミサイトが非常に便利で信頼できる情報だからなのです。ですから有益な情報から被害を受けないために、以下のことを了解することが有益です。
- 口コミサイトは有用である
- 不正業者も口コミサイトを利用する
- 不正業者の情報を見破る
- ヤミ金に連絡しない
意外な落とし穴!ネットの情報は最新ではないので注意が必要
情報の信頼度は事実に基づくことで決まりますので、情報の信頼度にとって発信者の特定と発信日時がきわめて重要です。情報は最新でなければ価値がありません。
たとえわずかずつであれ状況は日々変化します。それが半年とか一年とか経過するとわずかずつの変化は大きくずれてしまうということになります。結果としてしばらく前の情報は今日の時点で正しいということを約束できないのです。
インターネットの情報もそのような不確実さが含まれます。半年前の情報と昨日の情報とが交じり合って存在しているのです。気にしている人は案外少ないですが、このことに気づかないと大変なことになりかねません。
金融業者にとって現在の社会状況は極めて厳しいのです。そのため半年の間に営業停止に追い込まれるということも少なくない。それでもネット上には営業情報が残ってしまっていることがあります。これがネット上の情報を混乱させてしまうのです。
しばらくの間に営業所がなくなってしまっていたり、あるいはヤミ金融がそれらの情報を利用して被害者を待ち受けていたりします。
結局は自己責任!ネット・ランキングの有効利用の必須条件とは
ネットのランキング情報は、さまざまな利用者からのクチコミで作られていることは既に説明しました。だからランキング情報やクチコミをそのまま利用することは危険です。
確実で有用な情報を入手することは、高級料亭を利用することに似ています。素材の鮮度をプロが見極め、適切な調理を加え客に提供しますよね。でもネット情報ではそのようなプロは存在しません。
それではどうすればよいというのでしょうか。簡単です。自分で情報を見分けて利用すれば良いのです。ですからたしかに、いつも最高の状態で利用できるとは言えないかもしれません。
しかし、自分での情報利用はプロの調理に対する家庭料理のようなものになるでしょう。高度な技術を使用せず、できるだけ簡単に見分ける技術を身に付けることが大切なのです。
- 自己責任を意識する
- 業者だからといって信用しない
- ネットの情報は自分で見分ける
- 完全ではなくても安全を求める
絶対に審査に通る、大丈夫という業者を見つけることではなく、
有害な業者を見分けて避ける知識とノウハウが自己責任の範囲です。
安心できる業者とは?不正業者と正規業者との違いを知ろう
ヤミ金などの不正業者に関わらないようにすることは極めて重要です。そのためには不正業者についてある程度の知識が要求されるでしょう。しかし、不正業者は千差万別です。詐欺まがいの犯罪的金融業者がなくならない理由も同じです。
それでも、安心できる優良業者を見つけるためにすべきこと
たしかに優良な業者をインターネットランキングに見つけることができます。そして良い評判を得ている優良な業者なら、困った状況に対応してくれて問題解決への糸口になることは間違いありません。
大手の消費者金融が敬遠するような状況で申し込まなければならないとしても、たとえ自分の信用状態に問題があっても、条件次第で利用可能になります。このような業者は必ずランキングで良い評判を得ています。
このような評判の金融業者では、人物評価が決め手になる対面審査だからこそ安心利用でき、このような業者との付き合いは危険どころかむしろ、信頼を築き、育てる利用が将来を開くことになります。
金融業者とはいっても、実態は様々です。だから危険とも言えるのですが、それでも役に立つ情報があるのです。そして、それぞれの業者を見分けることはそれほど難しいことではありません。
金融業者にみられる正規・不正の違いを理解し、ポイントを押さえて利用しましょう。不正な業者は必ず「とにかく連絡をとること」を目標にします。なので以下ような条件は危険であることを示します。
- 審査前に「融資可能」と約束
- 審査が緩いことを宣伝している
- 異常に低い金利を提示している
- 設定金利を年率で表示していない
- 電話番号が090で始まる
- 良い評価しか出ていない
「ゆるい」が使えるランキングのキーワードですが…
ランキングでよく見られるものは次のようなものです。
- 限度額に関するランキング
- 金利に関するランキング
- スピードに関するランキング
- 審査に関するランキング
しかし、これらのランキングの中で、審査に関するランキング以外は各業者の提示情報によるものが多く、またそのまま使用感に結びついたものではありません。
限度額が大きいから優秀な金融業者とは言えないでしょうし、金利は法律が定めた規制に従っていれば、それほど差は大きくならないからです。
むしろランキング検索で知りたいことは、助けになった金融業者についてでしょう。そして融資を実行してくれた業者に対して審査が厳しいとは思わないに違いありません。
つまり、審査が緩いと感じるランキングは、利用者が助かったという感覚を軸にしているのです。しかし、緩いとされるランキングは不正業者も頻繁に利用するの注意が必要なのです。
実際、不正業者は審査が緩いということを最大のメリットとして打ち出していることが多いようです。
利用者が経験を共有してくれる口コミサイトをチェックするとき、極端にひどい悪口や無条件な賛辞を見つけることがあります。このようなコメントはニセの情報であることが多く、無視したほうがよさそうです。
簡単にわかる!キャッシング業者を見分ける4つのポイント
正規のキャッシングを提供していて、安心して利用できる金融業者を見分けることだけを考えると、それほど難しいことではありません。
消費者金融業は貸金業法といてう法律で厳しく取り締まられており、だから安全なキャッシングを提供している正規の業者は法的に正しい広告をすることが求められているからです。
また、次のような特徴を満たした広告によってある程度見分けることが可能です。これらはサービス提供にともなって明示することが義務付けている規制を元にしているからです。
- 正常な金利の明示
- 常識的な限度額の明示
- 審査があること
- 登録番号が真正であること
それではこれらの条件が不正業者との関わりでどのような意味を持つのか、そしてなぜ必要なのかを次に解説します。
正規の登録業者は金利を明示している
金融業者が専門家だからといって、自由に金利を設定できるわけではありません。キャッシング・ローンの金利は法律によって定められています。
金利の下限は法律的な制限はありません。しかし、常識的に0%という金利がありえないことを考えれば、必然的な下限はあるのです。例えば年率を18.0%としても、リボルビングで提供することで業者には、実質5%程度の利益しか出ません。
5%の利益となると相当な薄利ですから、これを大幅に下回る金利を表示している金融業者のキャッシングは本当なのかと疑うべき対象になります。
このような事情から、危険な金融業者は金利を明確にせずに勧誘を試みることになります。金利をごまかそうとしている意図を感じたら、その業者は敬遠するにこしたことはありません。
結局のところ消費者金融業者が提示している金利の範囲を知ることで常識的な金利の幅を知っておきましょう。それは以下のようになっています。
最低年利 | 4.5% |
---|---|
最高年利 | 20.0% |
実は決まっている?消費者金融のキャッシング利用限度額
ダイレクトメールなどで、100万円を超えるキャッシングを都合しますよという広告が自宅に届くことがありますが、このような勧誘に惑わされてはいけません。
消費者金融のキャッシングは生活資金の補助です。つまり一回の利用額で考えれば、10万円以下であることがほとんどのはずなのです。カードローンであればその数回分が利用限度額になります。
キャッシングローンの場合は特に、一回の利用が審査の対象になるので、少額の利用が中心になるはずです。ですからキャッシングローンの広告で銀行並み、それ以上の限度額を提示している業者は避けましょう。
目安として、キャッシング利用可能な上限の実際は50万円未満です。キャッシング利用額に応じた金利を提示していることが見分けるポイントになるはずです。
正規のキャッシング業者では【必ず】審査があります
キャッシング利用で一番気になることは「審査」でしょう。場合によっては審査だけは避けたいと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、利用申込者の氏名・住所を確認することも審査の中に含まれます。申込書の記入内容に間違いがないことを確認するのも審査のうちなのです。審査は試験とはまったく違うのです。
ですから、正規の登録業者では審査がないと説明することはありえないのです。審査しないということはそのまま、正規の金融業者ではないことを意味してしまうからです。
似たような説明で、「だれでも」利用可能という言い方もありますので、注意が必要です。このように魅力的に響く誘い文句は正規の登録業者のものではないのです。
たとえ「ゆるい」と言われていようとも、キャッシングの際には審査があり、だれにでもキャッシングを実行できるわけでもありません。
さすが正規の登録業者!正しい貸金業者登録番号を提示しています
その業者は貸金業者登録番号を表示していますか?すべて正規の登録業者は貸金業の登録番号を保持しています。
不正な貸金業者はこの登録番号を表示していないか、あるいは偽の番号を提示しています。ですから登録番号が提示されていない業者を利用すべきではありません。
問題は、偽物の登録番号を提示している業者です。偽物であれ登録番号を提示していると一見では正規の登録業者と見分けがつかないからです。
貸金業者登録番号が提示されているのなら、金融庁に問い合わせるなどして真正の登録番号なのかを確認することにしましょう。そのためには金融庁が解説しているサイトを利用することができます。
これで活用できる!ネット上のランキング情報を活用する方法
おすすめランキングに掲載されている業者だからといって安心することはできません。まっとうな業者に紛れて怪情報が入り込んでいるからです。
便利なランキング情報を安全に活用するための手順をまとめると次のようになります。
- 「ゆるい」などのキーワードでランキングを入手する
- 業者が解説しているサイトを閲覧する
- 貸金業者登録番号を提示しているかチェックする
- 貸金業者登録番号が真正かを確認する
- 限度額・金利が常識的かをチェックする
- 電話して担当者の対応をチェックする
このような手順で安心して利用できる情報が特定できるはずです。安全な業者であることを確認してから電話で最終確認することを忘れないでください。いきなり申し込みをして経歴に余計な記録を残すことになりかねないからです。
ランキングは業者を選ぶのに大変便利なツールです。安心の業者を見分けてランキング情報を安全に活用しましょう。