キャッシングに申込をしても、初めから限度額が最高額になることはほとんどありません。でも長期利用していく中で、限度額がいっぱいになった場合、まず思い浮かぶのは新しく別の会社でキャッシングを利用することではないですか?
しかし、ちょっとお待ちください。
利用限度額は増額できます!しかも増額をして利用することは借入する会社を増やすことよりメリットが大きいのです。
今回は限度額を増やすことのメリット、どのようにしたら増やせるのかをご紹介します。
増額すると利率が下がる!増額申請はお薦め!
キャッシングを利用するとたいてい最初の限度額は20~30万円ほどではないでしょうか?返済が順調にいかず、限度額まで増えてきている。借入できなくなってしまうと困るという方はこの先どうしたらよいでしょうか?
増額することのメリットは“利率”にあり
長期利用している方は増額を検討するとよいでしょう。それはなぜか?ポイントは利率にあります。
限度額200万円以下の場合は借入額、200万円より多い場合は限度額に応じて利率を設定
- 1~100万円未満:15~18%
- 100~200万円:12~15%
- 201~300万円:9~15%
- 301~400万円:7%
- 401~500万円:4.5%
このように、限度額が多いほど利率が低くなるのです。新しく他社のキャッシングを利用するとなると、また高い利率からのスタートとなります。そうやって返済しなくてはいけない額を増やすよりは、増額することの方がメリットが大きいと言えます。
増額できるポイントはズバリ利用実績!
キャッシングの申込をする際には、申告した個人情報から返済能力があるかを判断して審査が進みます。毎月きちんと期限までに返済できているかによる判断が大きいです。今月は忘れていて返済が遅れてしまったという場合でも、増額できるタイミングが遅れてしまうということも多いにありますので注意しましょう。
まず確認!今の金利を確認してみよう
増額するためだけでなく、毎月きちんと返済していかなければ限度額に達していなくても借入がストップしてしまうことがあります。
長期利用される方は一度、ご自分の借入限度額や利率が何%で設定されているのか、月々の返済額などを確認する必要があるでしょう。
利率が毎月変わる!?
「変動金利」と「固定金利」という言葉をご存じでしょうか?
金利情勢により利率が変動することをいう。変動したからと言って月々の返済額の最低額が変動するということはまずない。
申込したときに設定された利率が固定されて変動することはない。変動しないため、返済額の元金割当ても一定。毎月きちんと計画的に返済できる。
毎月の返済額は利息分に充てられる割合と元金に充てられる割合が決まっています。変動金利と固定金利の違いは、最初に設定される利率が金利情勢によって変動するかしないかの違いです。
変動金利は情勢によって上がったり下がったりします。それによって元金に充てられる割合が変わります。変動するので金利が低い時期は元金へ充てられる割合が高くなり、高い場合は元金に充てられる分が低くなるのです。ですので、設定された利率自体が変動することではなく、元金返済への割当が増えるということです。
よって、利率が変動する会社をご利用の場合は金利が低くなっているときに、いつもより返済額を多めにすると元金が減る率も上がるということです。
一方、固定金利は言葉の通り最初に設定された利率が適用期間内は同じ金利が保たれるということになるので、月々、返済金額が利息分と元金分に充てられる割合が一定ということになります。
会員サービスで利用状況の確認を!
キャッシング会社ではインターネットでのサービスも充実しており、ログインすると利用状況が把握できます。メールで返済期日のお知らせをしてくれる会社もあるようです。このようなサービスを利用すると増額できるタイミングも知ることができるので、確認できるようにしておくとよいでしょう。
変動金利で利率が設定されている会社を利用されている方は、いま何%の利率になっているのかを確認するといいかもしれません。
手続きは簡単!増額するために必要なのは?
では実際に増額するためにはどんな手続きが必要なのかということをご紹介します。審査については“すぐ増額できる”という保証はありませんが、利用していく中できちんと期日までに返済しているなど、基準をクリアしていれば手続きは簡単です。
では増額したい場合はどのように手続きをすればよいでしょう?
収入証明書不要で手続きできる!
増額するためには収入証明書が必要と思っていませんか?キャッシング会社ではHPにも記載がありますが、一定の額以上の借入を希望するとき以外、基本的に収入証明書は不要です。「○○万円までは収入証明書不要!」というコピーを見かけたりしますよね。
【レイク】
- 電話
- 会員ページ
- 自動契約機
このように手続きは簡単です。ただし繰り返しになりますが、今まできちんと期日を守って返済できているかどうかということが重要になってきますので、基準をクリアしている場合に増額ができるのです。
収入証明書が必要になるのは?
増額と言っても申込をしたら最高限度額まで上げられるわけではありません。総量規制というものがあり、原則年収の3分の1までしか借入ができないことになっています。そのため収入証明書を提示する必要があるケースもあります。
【レイク】
- 契約額が100万円を超える場合
増額したら返済額に注意
借入したものは月々返済をきちんとしていかなければいけませんが、いくらでもよいというわけではありません。返せるときに返済している方も、給料日に毎月返済している方、返済のペースは人それぞれですよね。しかし、1回の返済に必要な「最低返済額」というのが設定されていますので注意が必要です。
増額の審査が通って限度額が増えると、借入も増える可能性があります。その場合に最低返済額が増えるのできちんと確認する必要があります。
【レイク】
※利用残高ごとに最低返済額が設定されます。
利用残高 | 最低返済額 |
---|---|
1~10万円 | 3000円 | 11~20万円 | 5000円 |
21~30万円 | 7000円 | 31~40万円 | 9000円 |
41~50万円 | 12000円 |
レイクは固定利率なので、単純に借入金額ごとに設定されています。
増額することで返済を早められる!?
キャッシングは借入も返済も計画的に利用しなければうまく利用できません。増額したからと言ってジャンジャン借入金額を増やしてしまっては元も子もありませんよね。でも止むを得ず追加の融資が必要な場合は、他社へ借入してむやみに増やしていくよりは増額をした方が、手続きの面でも利率に関しても、返済の手間などを考えても便利ではないかと思います。
返済スケジュールも、ご心配であればキャッシング会社のHPに「返済シミュレーション」という項目がたいだい載っています。どのように返済していくか、いつごろまでに返済できるかについて、これらのサービスを利用して計画を練ってもよいと思います。