水商売をしている方の全てではないですが、何かと訳ありであることが多いのではないでしょうか。「私、水商売してるんだ!」なんて、堂々と話せる人も少ないかと思います。
また、「水商売してるのに借りなきゃお金がないの?」というイメージや、「水商売ほど稼いでいるならキャッシングの審査も余裕でしょ!」なんてイメージ。なんだか矛盾していて、水商売であることを隠すべきか悩んでしまいそうです。
実際には、水商売をしている方は、キャッシングの審査に通りにくいとも言われています。
どうして審査が厳しのか、また、申し込みをする時、水商売であることを正直に申告すべきかを解説していきます。
水商売は審査が厳しいと言われる理由
水商売をしていると、収入が多いイメージとは反面、キャッシングの審査が厳しいと言われています。審査基準となる『安定した収入』というのに注目しましょう。
経営者でもない限り、安定した収入とは言いにくい
水商売と言えば、キャバクラなどを想像する方が多いでしょう。
キャバクラで考えて、キャバクラは…
- オーナー
- 各店舗の店長
- ボーイ
- キャバ嬢の女の子
という様な構成で成り立っていると思います。(かなり大まかですが…)
そして、この様な記事を読みに来ている方の多くは、下2つ。ボーイやキャバ嬢という地位の方なのではないでしょうか?
キャッシングを利用する最低限の条件は『安定した収入』です。しかし、ボーイやキャバ嬢という地位では、安定した収入は認められないことがほとんどなのです。
正直なところ、店長クラスも危うい感じです。
水商売を職業としている場合、オーナーと呼ばれる経営者でもない限り、キャッシング条件の『安定した収入』を確実に提示することは、まず無理だと思っておきましょう。
社員という制度もなく、アルバイトと同様の扱いになる
さて、なぜ水商売をしていると、『安定した収入』を認めてもらえないのでしょうか?
それは、(キャバ嬢で言うと…)どんなにベテランの人でも、ナンバー1になっても、どんなにお店やお客様に貢献していても、アルバイトだからです。
水商売の場合、オーナーや店長、一部のボーイ以外はアルバイトで構成されていますよね。水商売に限らず、アルバイトでは『安定した収入』というのは、なかなか難しいものなんです。
さらに!水商売の場合、ちょっと普通の会社とは違う部分があるんですね。例えば店長という役職(社員)をしっかりもらっている人であっても、社会保険には未加入などなど。
キャッシングでは安定した収入以外にも、組合保険なのか社会保険なのか、国民健康保険なのかなどもチェックされます。店長クラスですら、そもそも加入していないことが多い水商売の世界ですから、更に下のキャバ嬢クラスでは不利な部分も多くなりそうですよね。
勤続年数が長くても、収入を証明しても厳しい
中には水商売で豪邸が買えるような、そんな収入を得ている方もいるでしょう。そこまでいかなくとも、充分に安定と言える収入を得ている方もいると思います。
例えば、収入証明や何年分もの給料明細を提出し、安定した収入であることを証明したとすればどうでしょう?キャッシングの審査のもう1つの重要ポイントである『勤続年数』に関しても、証明することができたら…。
残念ですが、収入を証明しても、勤続年数が長くても、水商売の方の場合、キャッシングは厳しいものとなってしまいます。
自分的に安定した収入で何年も勤めていたとしても、この先も安定しているという保証は、水商売の場合は難しくなってしまうのが理由です。
キャッシングは、今よりも返済する時期の収入の方が重要です。
例えば、今はナンバー1で1番稼いでいたとしても、来月は10番目まで落ちてしまうかもしれません。そんな世界ですよね?もちろん、1つでも順位を落とすと、収入にも大きな変化が起こる世界でもあります。
一応、時給という制度も取り入れられている世界ですが、素直に時給通りの給料を貰える世界ではないことを、ここを見ている方なら分かっていらっしゃると思います。これでは今が安定していても、この先も安定とは言い切れないですよね。
借りれないわけではない!少額融資から信用を大きくしよう
『安定した収入』と認められにくい上に、勤続年数や収入を証明しても厳しいと言われてしまうと、「水商売をしている以上、キャッシングはできないのではないか?」と思ってしまいますよね。
しかし、絶対に無理という訳ではありません。あくまでも、社員の方や働いた時給分を確実に貰えるアルバイトの方と比べると、不利であるということです。
少額融資から始め、返済の実績を積むことで、金融会社との信用関係を築くことは可能です。毎月キチンと返済をしていれば、毎月の収入にバラツキがあったとしても、「ちゃんと返済をしてくれる人だ」と分かってもらえますよね。
そうすれば、少しずつではありますが、融資枠も増やしてもらえる可能性も出てきます。
水商売の人だってキャッシングをする資格はある
華やかなイメージも多い水商売の方々。でも、実際には大変な職業だと思います。お金をたくさん持っていそうなイメージですが、実はお金が足りないことも多いんですよね。
水商売で収入が多い人って、実は少ないんです!
水商売と言えば、関わりのない人から見れば、たくさんお給料を貰える華やかな世界なのかもしれません。主に夜間のお仕事なので、単に時給を見るだけでも高額です。
テレビなどでも、たまに特集をしていることがありますね。月に百万単位で稼いでいる人、年収でいうと1000万円なんてザラでもない…。そんなイメージも大きい世界です。
ですが、実際にそんなに高額な収入を得ている人は、ほんの一部だけなんです。キャバクラで考えると、1つのお店に何十人もの女の子がキャバ嬢として働いています。ですが、トップ10くらいに入っていなければ…大したこともない様子なんです。
やはり指名されてナンボの世界でもあります。人気のない人と、人気者の人が同じお給料というわけでもないでしょうしね。新人さんや、なかなか指名が取れない人には、とても厳しい世界であり、私たちが想像しているような高額な給料を貰っているとも限らないんです。
実費負担が多過ぎる職業だからこそ…
いつもキレイな服に身を包み、髪もメイクも完璧な水商売のお姉様方…。私たちからすれば、「それだけ稼げてるんでしょ!あー羨ましい!」、もしくは「お店が負担してくれているんでしょ!」という話になるのですが…。
リアルなお話をすると、全て実費というのがほとんどなのだそうです!私自信、毎日、日替わりのドレスを着ろと言われても、美容室に通えと言われても…苦笑いすらできません(笑)
私たちが想像する以上のお金を、毎月のように使わなければいけない仕事でもあるんですね。
他にも、お店によるとも言われていますが、洋服を店が用意してくれていてもレンタル料が必要だったり、ボーイが送り迎えしてくれてるイメージがありますが、これも有料だったりするようです。
更に!!私たちが普通に働いていれば有り得ないと言えるでしょう。遅刻や欠席には罰金が発生するそうです。これも高額な罰金になる場合もあるとか。指名が少ないと罰金なんてお店もあるとか…。果てしないですよね。
私個人の意見になりますが、月に100万円稼いでいても、マイナスになるんじゃない?と思ってしまっております。
お金に困ってるから水商売!?ってこともある
水商売をしている人、全てがという訳ではありませんが、お金に困っているから水商売を始めたという人も多いのではないでしょうか?
時給が良いというイメージだけで水商売を選択することはあります。実際には思っていたように稼げなかった、ここまでお金の負担があると思っていなかったという場合もあるでしょう。
キャッシングをしなければ困っているからこそ、水商売で稼ぐ。更に水商売で稼げるようになる為に、キャッシングを利用したいと考えている人は多いのです。
そもそも普通に生活してるに変わりない
水商売をしている人だって、普通に生活している普通の人なのです。
当たり前ですが、ご飯も食べるし、電気もつけます。冠婚葬祭だってありますよね。私たちと同じく、急な出費に困ることはあるんです。
水商売をする為にキャッシングを利用する人だけでなく、普通に生活をする為にキャッシングが必要になることだってありますよね。
キャッシングを提供する上で、金融会社が求めているのは安定した収入。ですが、無職でもない限りは可能性はあります。
キャッシングを提供する上で、金融会社が嫌っているのは返済をしない人。いわゆるブラックの人です。返済できないような無謀な希望額や、他社での事故がなければ可能性はあります。
水商売は何も悪いことではないですね。水商売というだけで、完全にダメというわけではなく、普通に生活をしている一人の人間とし、水商売の方(職業)という対象で融資をするかどうかをキチンと考えてくれますよ。
勤務先にも借入先にも隠したい!嘘での申し込み
お金を借りようとしているなんて勤務先にも知られたくないし、水商売をしているなんて借入先にも知られたくない。ならば嘘をついて申し込みを…となる前に、ちょっと待ってください!!
水商売のイメージより、あなたのイメージが大切
失礼な話かもしれませんが、一般的な人から見れば、水商売の方のイメージが悪いことも正直ありますよね。
「普通に働かないで水商売なんてしてる」
「水商売してるのに、まだお金借りるの?」
こんなイメージを持っている人は、結構いるのが現実なんです。
ですが!これは水商売の真実をろくに知らない人の意見。キャッシング会社の人たちは、こんなことは思ってないですよ♪というより、水商売をしているお客様は多々いるハズです。
水商売を隠す必要はありません。
水商売をしていることで、会社員の人などと比べると不利になり、借りれる金額が少なくなることはありますが、単なるイメージや偏見で審査を落とすことはありません。
水商売のイメージよりも、1人1人のお客様のイメージ、つまり、あなたのイメージの方が大切なんです。「しっかり返済してくれそうな人だな」「この人なら貸しても大丈夫だな」と思ってもらえるかどうか。
在席確認は逃れられられない場合も多い
キャッシングを申し込むと気になるのが『在席確認』です。個人の携帯電話や自宅の固定電話、勤務先への電話をし、あなたがそこに居るのかどうかをチェックする在席確認。
キャッシング会社に水商売を隠したい以上に、勤務先にキャッシングをしていることを知られたくないという場合も多いでしょう。
ですが、原則として、水商売であろうと、どんな理由があろうと、在席確認を逃れることはできません。どうしてもイヤなら、在席確認をしないと言われているキャッシング会社を選べば良いですが、それだと選択肢は一気に狭くなってしまいます。
嘘だとバレれば借りれないのが当たり前
どうしてもイヤだと、水商売をしていることを隠してキャッシングの申し込みをした場合、バレる可能性は高いと思っておきましょう。
会社名を偽ったり、電話番号を偽ったりしても、在席確認やなんらかのことで連絡があった時、即バレます。
キャッシング会社によりますし、どこまでやるのかは分かりませんが、会社名や会社の住所などを検索し、実際にある会社なのかどうかなどをチェックしているという話も聞いたことがあります。
申し込みをした時点でバレれば、審査さえもしてもらえません。審査中にバレれば、審査に通ることがありません。審査に通った後にバレれば、利用停止・強制解約です。
水商売を隠さず、堂々と申し込みをしよう
水商売であることをキャッシング会社に隠すのは、結局はマイナスになるのでやめましょう。勤務先にもバレる心配はほぼありません。
本当の勤務先名と番号を書こう
申し込みの時点で、本当の勤務先名や電話番号を書きましょう。誰でも分かる誤字脱字程度であれば、把握してもらえる可能性は高いですが、聞いたことない会社名だとネットなどでチェックされる可能性があります。
会社やお店のHPを持っていないところは多々ありますが、電話番号は基本的に登録されていますので、全く何も情報のない会社となれば怪しさ満開になってしまいますよ。
変に勤務先名を偽ったり、誰もが知ってる大手の会社名を利用するのは、逆に嘘がバレるポイントでもあります。
職種や業種ですが、飲食店・サービス業・接客業でOKでしょう。基本、水商売という項目はないですから…。
夜間勤務も多い水商売の在席確認は?
水商売であるということを正直に申告して欲しい理由は、もう1つあります。在席確認の時です。
基本的に在席確認は昼間に行われます。キャッシング会社の営業時間の中でも、電話対応をしているオペレーターさんの勤務時間内に行われるのが一般的です。
水商売は基本的には夜間営業ですよね。一般的なオペレーターは遅くても20時頃、早い時なら17時頃に終了するものなので、在席確認の時に不便なんです。
水商売であることを隠さず、本当のお店の電話番号を書いたにも関わらず、電話が通じないから怪しいと思われてしまっては…悲しいですよね。
申し込み時に記入した勤務先名だけでは、水商売とは分からない可能性も充分にあります。なので、キャッシング申し込み確認の電話や、審査結果案内の電話などがあった際にでも、一言伝えておきましょう。
少額融資かもしれないけど真実がベスト!
水商売を悪く思う必要はないんですよ。隠す必要なんてないんです。
『水商売は審査が厳しいかもしれないけど、嘘をついたり隠す方がより審査が厳しくなる』ということを忘れないでくださいね。
少額融資だと不満かもしれませんが、借りれないよりは良いでしょう。
水商売をしている人はあなただけではないですし、その中でキャッシングを考えている人もあなただけではないです。キャッシング会社の人たちだって、多くの水商売をしている人を見てきています。
もちろん、それを隠し、偽って借りようとしている人たちも、たくさん見てきているでしょう。(つまり、嘘を見抜くのも慣れているということですよ!)
水商売は審査が厳しいと言われています。これ以上、自ら厳しくするのは…逆に無駄ですよね。本当のことを言っても大丈夫なので、信用してお金を貸してもらえるようにしましょう。