現代は海外旅行へ行く人が随分増えました。そんな時、皆さんはクレジットカードを持っていくかと思います。
今は1人平均2~3枚は持つと言われているクレジットカード。海外旅行先でショッピングやキャッシングなど、常に大金を持ち歩かなくて済む、と大変便利性を発揮してくれます。
ところでこれから海外旅行、出張へ出かける予定の皆さん。クレジットキャッシングを利用する事が多々あるかと存じます。それで今回は海外でお金を借りる際に、クレジットキャッシングにも、消費者金融の様に総量規制が関係するのかどうか、色々調べて行きましょう。
初心者のアナタへ!海外キャッシングのメリット&デメリットをご紹介
初めて海外旅行へ行かれるアナタ。さぞかしワクワクされていることかと存じます。でもその前に海外キャッシングについてのメリット&デメリットを知っておく必要があります。
さて、海外キャッシングではどんなメリットが、デメリットがあるのでしょうか?
まず、海外キャッシングとは何か?
皆さん、クレジットカードは1枚、2枚はお持ちかと思います。クレジットカードを申し込むと、ショッピング枠とキャッシング枠の限度額がペアになって、「カードご利用可能枠」として設定されます。
「海外でも利用出来ますよ」と分かりやすいマークが入っているのを見掛けます。
- Mater Card
- Viza
そして、総キャッシングご利用可能額がアナタの限度額なのです。クレジットカードキャッシングは消費者金融、銀行とは違い、限度額は100万未満です。
海外キャッシングのメリットとは?
海外キャッシングのメリットの第1位は何といっても「現金をわざわざ持ち歩かなくて済む」ということです。その他のメリットとしては?
- ショッピング枠としても利用出来るので、別のカードを持つ必要がない
- 万が一盗まれても、保証枠がある
- 現金両替の必要性がない
- 後日日本円として、指定口座から引き落とし
確かに、クレジットカードを持ってさえいれば、現金はいりませんし、ショッピングにしても、後払いで済むので、大変便利です。それにカードを盗まれても、元々保険には加入してますので、カード会社に連絡をすれば、不正使用の防止をすることも出来ます。
海外キャッシングのデメリットとは?
やはり海外キャッシングですから、ATMで引き出すとなると現地言葉になり、その理解が出来ないので、不便さを感じます。
- 日本とは違って、海外でもスーパーとかにATMが設置されてるわけじゃない
- 海外先によってATMの数が違う
- ホテル、銀行内にしかATMがない場合もあり得る
- 現地言葉(英語・フランス語・中国語etc)が全く理解できないため、引き出し不可能
- パニックになって肝心の暗証番号忘れた
ATMに表示されてる言葉は勿論日本語ではありません。現地言葉で焦って何度も暗証番号を間違えたりすると、今度は磁気故障につながります。そうなるとキャッシングはおろか、ショッピングとしても使用不可能になってしまいます。注意しましょう。
海外キャッシング!実は総量規制の対象である!
平成22年(2010年)に貸付業法の法律が見直され、年収の3分の1までしか融資できない決まりが実は「総量規制」と言われるものです。
総量規制は全消費者金融に金融庁から通達されている厳しい法律ですが、実はクレジットキャッシングもその対象なのです。
自分自身が所持しているクレジットキャッシングは総量規制対象!
Mater Cardで、某有名なSカードは、自分自身が所持しているカードですが、数年前に「総量規制のお知らせ」という項目で手紙が届きました。
その時、自身の収入状況をSカードが把握したいとのことで、収入に関する書類のコピーを郵送して欲しい、との内容でした。その時、目にしたものは?
どうして今頃になって、Sカードが総量規制の対象になったのか、情報を調べてみました。
- Sカードのほかにクレジットカードを持ってる場合、収入に関する書類を提出することによって、年収の確認を再度することになった
- 年収3分の1以上の借入がある場合は、借入総額が3分の1未満になるまで今後のキャッシング利用に制限がかかる
- 何社か借入があるとその合計が総量規制の対象とされる場合あり
やはり消費者金融みたいに、クレジットキャッシングでも何か貸付業法の見直しがあったのでしょう。
改めて情報入手!全部のクレジットキャッシングは総量規制対象だ!
国内でもクレジットキャッシングは総量規制がかかってるのですから、海外でキャッシングする場合はとても注意が必要だということが判明しました!
注意!アナタは自分のクレジットキャッシングの限度額把握してますか
クレジットキャッシングは、消費者金融や銀行キャッシングの限度額と比べると遥かに少ないです。それに常にショッピング枠とペアになっていることを忘れてはいけません。
海外キャッシングは現地での通貨単位ですから、注意して利用しないとたちまち限度額満額になってしまうので、慎重にならないといけません。
海外でキャッシングする際に注意しておきたいこと①
確かにカードを持っていれば、現金を持ち歩かなくて済む、というメリットはありますが、例えば国によっては、ホテルに泊まった時など「チップ」を渡すところもあります。
そんな時に現金の持ち合わせがないと、大変恥ずかしい思いをします。日本には「チップ」を渡す制度はなくても、滞在先の国ではそれが当たり前になってますから、ちょっと面倒でも手持ちの現金がない場合は、キャッシングする必要性が出てきます。
紙幣しかない場合には、ホテルの窓口で両替をしましょう。小銭を必ず含ませることが大事です。
海外でキャッシングする際に注意しておきたいこと②
海外でキャッシングをすると、後日利用額が「日本円」として後日指定口座から引き落としされます。しかし、海外旅行先ではどうしても現地の通貨単位でキャッシングするわけですから、その通貨単位が日本の円だといくらになるかはその時点ではわかりません。
アメリカのドルは毎日NHKで1ドルは○○○円と発表はありますが、その他の国はありません。その他の国の通貨単位については、ネットで調べるのが一番手っ取り早いと言えます。
キャッシングする前には必ず現地の通貨単位、「日本円にするといくらになるのか?」と調べておきましょう。そうすればキャッシングしやすくなりますよ!
海外でキャッシングする際に注意しておきたいこと③
さあ、これが最も重要と言うべきことです!海外でキャッシングをする前に!アナタに調べることがあるのをご存知ですか?
アナタのクレジットキャッシングの限度額を調べておくことです。これはとても大切な、絶対にやっておきべきことです。
その理由をあえて申し上げますと…!!
- クレジットキャッシングの限度額は100万未満だと覚えておくこと
- ショッピングでも利用するから、キャッシングは何処までにどどめるか?
- 複数枚カードを持ってる場合、一度にキャッシングすると「Reject(お断り)」の画面がATMに表示される可能性あり
何故そんなに注意が必要なのか?それは海外でキャッシングした分については先ほども申し上げました通り、「日本円」での口座引き落としになります。ですから限度額満額にならないためには、予め現地の通貨単位:日本円でいくらになるかをどうしても調べておく必要があるからです。
クレジットキャッシングは限度額が「50万円」の相場の会社が多いですから、本当に借りすぎには注意しないといけないんですね。まして海外キャッシングとなると尚更です。
総量規制以内であれば!海外キャッシングも実に便利ですよ!
海外でも国内であっても、クレジットキャッシングは総量規制の対象です。尚、ショッピングは総量規制の対象ではありません。
国内で利用するのと同様、海外でキャッシングしても、利息は付きますし、総量規制に気を付けてさえいれば、大金を持ち歩かなくて済むので実に便利ですよ!
総合まとめ!便利だからこそ盗難には気を付けよう!
いくらクレジットカードに盗難補償がついていても、海外旅行先では治安のよくない国だって沢山あります。
特にアメリカ、フランスなど大都市の裏側には「ダウンタウン」と呼ばれる所がまだあるでしょう。そういった場所では旅行客を狙っている人物がいますから、絶対に1人で入ることはしてはいけません。
特に注意したいのがズボンのポケットなどに財布をちらかせて歩くことです。これは本当に盗難にあう危険性大ですから、便利なクレジットキャッシングでも現金を盗まれることとほぼ同じなので、見えないところに隠してしまいましょう。
そしてATMでキャッシングする場合ですが、やはり日本とは使い勝手が違うのでおろおろするかもしれません。これも危険です。常に旅行客に目を光らせてる人物がうようよしています。
総量規制がついて、少し不便さを感じても、カード1枚持っていれば何かと安心。アナタ自身の判断で正しいキャッシングの利用方を見出して、旅行を楽しめるといいですね。