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未成年者のための、お金とカードとキャッシングの活用術

未成年者といっても、社会人だったり学生だったりします。社会人として一人前に仕事もこなしているのに、カードローンも使えないなんてちょっと…。

ごもっともです。でもあわてないでください。社会人だからといってなんでもできるわけではありません。でも、未成年だからといってなんにも対策がなくもないのです。

大切なのは表面的な状況ではありません。規制の理由と自分の目的をはっきりさせれば、改善策もわかってくるはずだから。今回は未成年者の方を対象にカードとキャッシングの基本を押えます。そこからきっと解決策が見つかるはず。

大前提!未成年はカードローンを使えないのが原則です

インターネット上のサイトがあちこちで情報を提供して説明しているように、結論を最初に言ってしまえば、20歳以下だとローンの契約ができません。

しかし未成年だといっても、現実問題として成年者と生活する条件はほぼ同様でしょう。中には既に社会に出て就労している人もいらっしゃるでしょうし、結婚して家庭生活を営んでいる方もいらっしゃいます。

活動範囲を考えれば成年と未成年の違いは、確かにほぼありません。だから一方的に未成年だからローンは使えませんと、突き放されても困りますし、そのままにしておくのはあまりにも不親切だともいえます。

そこでまず、ローン契約を未成年者が利用できないのかについて考えてみましょう。ポイントは2つあり、法的な問題と社会的問題のに大別することができます。

  • 法律的問題
  • 社会的問題

それでは順番に見ていきましょう。

成年が満20歳なのは法的問題は民法の取り決めです

成年であれば法的な契約を単独で結ぶことができます。法的な契約とはズバリ、ローン契約などを意味します。そして成年とは、民法の第4条に「年齢20歳をもって、成年とする」と明確に定めています。

そして第5条では未成年は法律行為に制限が加えられています。基本的に法的代理人の同意を得なければならないのです。法的代理人とは、親権者、未成年後見人のことであり、一般的にはご両親のことを意味します。


つまり民法上、未成年者は単独でローン契約ができません。

ところで原則的に満20歳で成年になりますが、例外的に婚姻によって民法上の成年と扱われるようになります。これを「成年擬制」といいます。

第753条 未成年者が婚姻をしたときは、成年に達したものと看做す。

この婚姻による成年擬制は家族関係の安定を目的にしているため、離婚によって消滅しないことになっています。婚姻関係の変化によって家庭の状況が変化すると困ってしまうからです。

成年擬制はこのような目的から定められたため、民法の中でも全てに適用されるわけではありません。ですから民法以外の法律では成年擬制は通用しないことになります。

ローン契約については民法だけの法的規制ではなくその他の法律も関わっていますから、成年擬制がそのまま適用されないと考えるべきです。

  • 1.成年は満20歳以上である
  • 2.未成年の単独法律行為はできない
  • 3.成年擬制は制限的な適用である

法律で一概に決められないことを決める社会的問題

以上みたように、民法で定めていることは未成年の権利に過ぎず、禁止しているわけではありません。つまり未成年のローン利用は民法上グレーなのです。

ですから、キャッシングローン等を提供する側としてみれば、極めてリスクが高いことをしなければならないわけです。そのため大手消費者金融などは年齢制限で明確に「満20歳以上」と記載してることが多くなります。

未成年者は民法を含めて法律上の保護が厚く、成年と同じように責任を問うことができません。このことが遠因となって、労働条件なども影響を受けていて、就労していても成年と同じだと考えることが難しいのです。

しかし、社会的状況に判断を委ねるという考え方(公序良俗)という考え方があり、困窮者を作り出したりしないようにすることが最優先されるため、個々の判断が事業者など成年に判断が任されています。


金融業者にとって、未成年者のローン利用は禁止ではないが、高リスクです。

ですから、有名大手の金融業者がサービス提供をしてなくても、すべての業者が提供していないとはいえないのです。

クレジットカードがどうしても必要な理由をハッキリさせよう

つまり考え方と方法次第でなんとかなる可能性が高いということができるでしょう。そこでできるだけ安全にキャッシング・ローンが利用できるために、一旦、未成年者にとってのクレジットカードの状況を確認します。

生活の便宜を決めているのはオンラインショッピングです

現代はオンラインショッピングなくては便利な生活が難しい時代になりました。大手の通販業者は配達網を発展させており、使い方次第では直接買い物に出かけるよりも圧倒的に便利です。

なにより、販売店ごとに異なる値段を比較して購入を決定できますし、重い荷物を持ち運ばなくて良いだけではなく、場合によっては配送料も業者負担になります。

個人的にありがたいのは、海外からでも購入することができることです。特に海外にでかけたときにおみやげ品で手荷物をいっぱいにするリスクを避けることができるからです。

普段の生活に必要なもの、ほしいもののほぼすべてがインターネット通販で購入できるようになったのは、かつての社会状況をまったく変えてしまったといえるでしょう。

クレジットカードは日常生活の必需品になっている

オンラインショッピングの決済はクレジットカードを利用すると安く済みます。背景として、郵便振替、銀行振込の手数料が高くなってきていることがあげられます。他にも便利な代引き手数料も毎回負担すると割高になってしまいます。

便宜を図るために業者はさまざまな工夫を支払い方法に凝らしているのですが、それでもクレジットカードによる決済が一番便利です。これがおそらく未成年者がもっとも苦労することでしょうし、実際に負担を強いられる点ではないでしょうか。

18歳以上の社会人ならクレジットカードに申し込めます

しかし、クレジットカードの場合は申し込み条件が銀行などの金融機関が提供しているカードローンとは少し異なってします。というのは年齢制限が18歳以上になっているものがあるからです。

しかし、注意点もあります。それは高校生は利用できないということです。18歳で高校生の場合は、クレジッカードに申し込むことができません。そして本人または配偶者に安定して継続した収入があることを求められます。

  • 18歳以上であること
  • 高校生ではないこと
  • 本人または配偶者に安定・継続した収入があること

この条件を考えてみれば、18歳以上の社会人を想定したものであることがわかります。ですから18歳以上の学生は別タイプのクレジットカードが必要になります。

その他のクレジットカードとして、学生向け、家族カードを利用することになります。選択肢は多くありませんが、属性ごとにクレジットカードが用意されるようになったのはうれしいことですよね。


忘れてならないのは、学生向けも家族カードも未成年者がカードを利用するために必要な条件は親権者の同意が必要であるということです。

クレジッカードについているキャッシング枠は利用しない

そして大切なことが残っています。それはキャッシング枠の利用についてです。クレジットカードにはショッピングの際に支払いに使用する上限金額(ショッピング枠)とキャッシングに利用する上限金額(キャッシング枠)が決められています。

クレジットカードが発行された場合、キャッシング枠が付属していることが普通ですが、その額は期待するほど多くありません。しかも金利もそれほど有利な設定になっていないのです。


クレジットカードの利用はショッピング枠の利用に限ったものと考えることが、お得になります。

知らなきゃ困る!未成年でもオンライン決済が利用できる

クレジッカードのショッピング枠の利用だけに限って考えてみれば、最近あちこちで紹介されはじめたデビットカードというカード支払い専用のカードとほぼ機能が変わらないといえます。

デビットカードはクレジット決済のためのカードです

現在では銀行を始め多くの金融業者がデビットカードを発行するようになりました。ほとんどのケースでは、オンライン決済に利用できることが自慢です。

支払い方法として、デビット決済とクレジット決済の両方が利用できるようになっており、実店舗でのショッピングでも不便なく利用することができます。

オンラインショッピングでは一括決済が可能になるので、振込支払いや代引手数料がかからず、お得に利用できますし、日常の細々したショッピングでは小銭のお釣りを無駄に増やす必要もなくなります。これだけでも十分な利用価値があると思われます。

中学生ではない、15歳以上なら利用することができる

デビットカードは利用場所が限定されているのですが、利用可能になる制限がクレジットカードより緩くなっているのもうれしいのです。

中学生は対象外になりますが、15歳以上で利用できます。ですから、高校生ならデビットカードの利用が可能だということになります。

クレジットカードとして利用する練習を始めるという考え方も成り立つかもしれません。また、審査など面倒が多いクレジットカードの代用として考えることができるので便利なのです。

成年している人でも、何らかの事情からクレジットカードが難しい場合などはデビットカードを上手く利用しているといいます。さらにクレジットカードより優れた点として、年会費などが不要であることやキャッシュカードよりも使用機会が多いことをあげることができるでしょう。

 4.キャッシングができれば、カードローンと同じ
デビットカードを利用して決済すると、そのタイミングで銀行口座から差し引かれます。これにはメリットとデメリットとがあり、メリットとしては、月末などに支払いが集中しないため計画が立てやすくなるということです。

デメリットは、銀行の預金残高を超えた利用はできないことです。ですからデビットカードを利用する前に、銀行の残高を確認するなりの管理が必要になります。

デビットカードは性質上、支払いの便宜をクレジットカードの代わりとして提供していますから、キャッシングには全く意味がありません。


ですから、キャッシングの方法を別に見つけて、デビットカードの利用と組み合わせることで、クレジットカードやカードローンと同じ機能を実現できることになります。

どうしよう?年齢でキャッシング条件をまとめてみれば…

18歳以上の未成年者に限ってみれば、キャッシングを提供している業者が、決して多くはありませんが、なくはない。といえます。ここでいう未成年者とは学生を中心に考えていますが、学生に限らず利用できる業者も含まれています。

学生ローンは正規の消費者金融業者なので安心です

さっそくいわゆる学生ローンを取り上げて、未成年者が利用できるキャッシングの可能性を探ってみましょう。学生ローンを利用できれば、実質のキャッシングローンを利用できるということになります。

学生ローンは貸金業法に定められた登録を受けている消費者金融業者です。消費者金融業は内閣総理大臣または都道府県知事による登録を受けることが貸金業法で定められており、関係法令に従って事業を行うことが定められています。

学生ローンの一般的な申し込み条件としては次のような項目が挙げられています。

  • 身分条件:学生であること
  • 年齢条件:18歳以上
  • 収入条件:定期的な収入が安定してあること

学生ローンの利用条件を検討すると利用方法が分かる

学生ローンといえども、貸金業法で定められている通り、年収の3分の1以上を利用することができなくなっています(総量規制)。ですからアルバイトなどによって収入があることが必要です。

年齢条件は画一的に定められているようで、どの学生ローンでも同じように18歳以上になっています。この年齢条件がそもそも民法の規定に踏み込んだ設定になっており、業者が良心的でなければ事業として成立しないでしょう。

もうひとつの申し込み条件として学生という身分を必要とするという項目があります。これについては一概にまとめられない事情があります。

学生は一般に大学生のことを指しますが、大学院生・短大生・専門学校生・予備校生などを含むか、含まないかについて法的な決まりがありませんので、各業者ごとに異なっているのです。

学生証の提示すら求めていない学生ローンもあるようですが、学生証が必要であるなら、現在は入学試験のない大学もありますので、社会人であっても学生証を手に入れることを一考する価値があるかもしれません。

気をつけて!面倒でもヤミ金だけには手を出してはいけません

キャッシング利用を考える上で、未成年の利用希望者を狙っている悪徳業者もあるようです。これには本当に気をつけないと、困ったことになってしまいます。

ヤミ金に手をだすとひどい目に合うのが当たり前

さまざまな手口がありますが、キャッシングの利用は必ず正規の登録金融業者を利用するべきです。正規の登録を行ってないまま、消費者金融を名乗る業者をヤミ金と呼びます。

ヤミ金に手を出してしまうとひどい目に会います。多くの場合、金利の設定が法外に高く設定されており、完済することが難しくなります。

そして最悪の事態が起こるべくして起こることになります。自宅やキャンパスに暴力的な取り立てが行われたりして、友人関係など社会生活が破壊されることになりかねないのです。

そこまで酷くなくても、知らない業者から電話が来たり、メールが来たりやDMが郵送されたりするようになるのは、彼らが見込みのある利用者を共有しているからです。

これらの業者に電話をするだけで、生じるような事態がここに含まれていることを知っておくべきでしょう。つまり出来る限り、関わらないことが最善ですから、問い合わせの電話をする前に業者を厳しい目で確認することが強く薦められます。

ヤミ金融は登録されていないから判別できる

ヤミ金は正直に商売していると思ってはいけません。あらゆる手段を講じてワナを仕掛けているもので、インターネットを調べればその手口の種類に驚くことになります。

中には、貸金業者登録番号を詐称している業者もあります。貸金業登録番号は登録している正規の消費者金融業者に交付されますが、彼らはそれを詐称して正規の金融業者を偽ります。

このような場合、言うまでもなく登録番号にまったく意味がありません。これらのヤミ金融は、いずれにせよ正式な業者名が金融庁に登録されていません。金融庁は公式ホームページで「登録している正規の業者情報」を公開しています。


金融庁の登録金融業者情報検索入力ページを利用してください。

検索すれば簡単に判別できます。ヤミ金融業者であれば、登録情報が表示されません。もちろん、正式名称ですからブランド名ではでないので注意する必要があります。

正規の登録業者であってもブランド名では検索することができないのです。しかし、ブランド名で契約することはありませんので、見分けることは簡単でしょう。つまり正式な社名を隠している業者は怪しいので避けるようにすればよいのです。

キャッシングを利用する場合の一般的な注意事項まとめ

未成年者であってもキャッシングローンの利用は公的な契約になりますので、自己責任を負うことになります。成年者であれ未成年者であれキャッシングローンを利用する場合の心得を次にまとめておきます。

  • 少額利用に徹する
  • 短期完済する
  • 多重利用を避ける

以上の注意をしっかりと理解した上で、上手に活用していただきたいと思います。

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