キャッシング会社ってどのように探していますか?テレビCMや街中の看板も増えてきて、大体目に付いた会社へ…というのが多いのではないでしょうか。
でも、多重債務などでそういったキャッシング会社は利用できない。そんな時に引っかかりやすいのが「闇金」!闇金に手をだしてしまったら後が大変、返済どころか取り立てや問題解消に向けてさらに面倒が起ってしまうのです。
そこで、闇金とはどういった会社なのか、引っかからないためにはどのようにすればよいか、などをご紹介します。
「サラ金」「街金」と「闇金」の違い
みなさんの中では「サラ金」「街金」と「闇金」って同じ括りではないでしょうか?そもそも闇金ってどんな会社を指しているのだろうか。それが分からないと消費者金融を利用しなければならないことも、必要以上にストレスになりかねません。
まずは「サラ金」「街金」と「闇金」でどんな違いがあるのだろう。そこから説明していきます。
「サラ金」=「消費者金融」だった!
「サラ金」は今でいう「消費者金融」のことです。
もともとは金融機関が個人への融資を始めたことをキッカケに広がったものです。主にサラリーマンを対象にしていたことから「サラ金」と呼ばれるようになりました。今ではサラリーマン以外にもOLも主婦も学生も利用することもあることから「消費者金融」という名称で呼ばれるようになっています。
以前はテレビなどで一部業者が過剰融資、高金利、過酷な取り立てをしていることが取り上げられたため「サラ金」は悪いイメージの言葉になってしまっていました。また、当時は「銀行で借りれなかった人が利用する」というイメージも強かったそうです。
「街金」が「闇金」の始まり?
「街金」とは、特定の地域で貸付している業者のこと。これも本来は「消費者金融」と同じ扱いです。でも街金は金利が高く、貸付の限度も緩かったため返済に苦しむ人が多かった。
この状況は2007年に利息制限法が定められたことによってだいぶ落ち着きました。その当時に高金利で貸し付けていた多くの街金は規模縮小や廃業に追い込まれています。
今もなお残っている業者が、いわゆる「闇金」と言われるようになった業者ということになります。
「闇金」と呼ばれるにはわけがある
貸金業を行うためには国や都道府県への登録を行わなければいけません。この登録を行っていない業者はすべて闇金、違法な業者ということです。違法な業者ですので、法律で定められている上限金利も守らない高金利での貸付、そもそも然るべき申請をしていないで貸付を行っていること自体が違法な業者なのです。
闇金とは、開示している情報自体が少ないです。住所はデタラメ、会社名を検索しても出てこない。電話番号も使われてない。そんな業者に何故引っかかるのでしょうか?
それは街中にある「貼り紙」です。他に手立てがない人にとってふと見つけるこういった貼り紙に手を伸ばしてしまうのかもしれません。
「株式会社キリン」に注意!闇金で遭う被害とは
「株式会社キリン」という会社をご存じでしょうか。ご存じない方がよいかもしれません。この業者は数々の
サイトで詐欺被害が上がっている業者として名前が挙がっている会社名です。ここでは、この「株式会社キリン」という業者を例に、闇金とはどういったものを指すのか、どんな被害が予想されるのかを紹介していきます。
闇金は情報が少ない、または存在しない
「株式会社キリン」この会社名から得られる情報はこれだけです。
住所:東京都西池袋1-3-3 第13サンホワイトビル5F
貸金業者として申請している登録番号もなし、この住所もデタラメです。電話番号もメールもHPも存在していません。明らかに闇金ですね。このような怪しい業者に引っかかる人がいるのかというのが疑問なところですが、追いつめられてついウッカリということも無きにしもあらず。十分ご注意ください。
闇金で遭うのは詐欺!?
闇金に手を出してしまった場合、法外な高金利、暴力的な取り立てなど身の危険を感じるものがイメージされるかと思います。
しかし闇金で気をつけなくてはいけないのは「詐欺行為」です。怖い取り立てだけではありません。融資を受ける以前の問題で、思ってもみなかった犯罪被害に遭うことがあります。
② 短期高利
③ 融資保証
これが闇金詐欺の主なケースです。
明らかにおかしい詐欺手口
では詐欺の手口とは一体どのような内容なのでしょうか。
融資するに当たって担保として複数台購入を迫られるもの。購入し指定の住所へ郵送し、その報酬のようにお金をもらえることはあるが、申込した内容での融資は受けられない。
1~3万円ほどの少額な融資で、3~4倍の返済を迫る闇金詐欺。希望の金額は融資されず、入金が確認できないと何度か同額を振り込ませて搾取し続けるのが手口。
融資をするにあたり、先に利息を振り込みさせる詐欺。登録料や申込料というような保証金をだまし取る典型的な詐欺の手口。振り込みしたら、連絡が取れなくなり、融資も受けられない。
また、途中でおかしいことに気づいたり、要求が飲めずにキャンセルすると「キャンセル料」を請求してくるという流れも闇金詐欺業者にはよくある手口です。色んな手を使い、利用者の連絡先をつかみお金を得るまで追いかけてくる…なんてこともあるようです。
闇金に申し込んでしまったときの対処法は?
やむを得ず闇金に手を出してしまい、法外に高い利子や厳しい取り立てが苦しい。そんな時に抜け出す方法は返済しかないと思ってしまう方が多いのではないでしょうか。借入しているという負い目から声を上げるのを躊躇してしまうこともあるでしょう。
でも、解決策はありますのでご安心ください。
闇金対策の相談は法律の専門家へ
知識が浅く、闇金に手を出してしまった。取り立てが厳しくて辛い。そんな時に警察へいっても何の解決にもなりません。もし取り立てて暴力に遭い身体的な被害や物理的被害などに遭えば違ってくるかもしれません。
そこで頼りになるのが法律の専門家です。弁護士や司法書士など法律のプロへ相談するのが解決への近道になるでしょう。ひどい取り立ても、法律家へ相談することによって解決するかもしれません。
今では多くの法律事務所、司法書士事務所が闇金解決への報告例を挙げています。ネットなどで調べてみるとよく分かります。
詐欺被害を受けたら警察へ
闇金解決がすべて弁護士、行政書士で解決できるはずもありません。先に挙げた詐欺被害に遭われた場合はいち早く警察へ通報し被害届をだしてください。今は闇金業者もギリギリのレベルで取り立てすることが多いそうですが、暴力など逸脱した行為を受けた場合は直ちに警察へ相談してください。
開き直った「ソフト闇金」とは?
消費者金融の様なHPを作り、「うちは闇金です」と堂々と宣言している業者です。金融トラブルでブラックになった方を受け入れるため高金利であるということを断わって営業しています。
- 主に短期融資
- 利息が1週間単位でつく
- 手数料を一律で取られる
ブラックになってこうした闇金へ手を出してしまう人は、こういった利息が付いたり手数料を差し引かれたりしてもお金を用立てる必要があるのかもしれません。
しかし、ブラックでなく多重債務を抱えているだけという方であれば、法律家へ相談し債務整理など他の手段で解決に向けて進めたほうが賢明です。
冷静にキャッシング会社を見極めよう
今でも闇金も手を変え品を変え、多くの業者がしぶとく生き残っています。有名企業や株式会社の社名やロゴを引用し、さもグループ会社かのように見せかけている会社も多いです。さらに先に紹介した「ソフト闇金」なるものも存在しています。
借入をしてしまうのはしょうがないことなのかもしれませんが、計画的に利用して計画的に返済するというのが上手な利用法です。上手に利用していくために、闇金に引っかかってしまわないよう、見聞きする情報がきちんと判断していくことが大切です。その上で今回ご紹介したケースが参考になればよいと思います。
キャッシング会社を決めるのに必要なのは冷静な判断が不可欠です。