キャッシングに抵抗や不安がある方は実際には多いですが、最近での調査では1200万人の方が借り入れを行っているとされていて、増加の傾向にもあるとも言われています。
キャッシング=借金をするというイメージを持っている方も多いですが、利用目的で最も多いのは生活費の補助となっています。高齢者や女性の方の借り入れや専用のコースなども、金融機関では一般的になってきています。
ただ、その中でも初めてキャッシングを申し込む際に、30、40代の方が審査に落ちてしまうという傾向が最近では見られたりもします。初めてキャッシングを行いたい方向けの内容となっているので、申し込みに不安のある方は一度確認しておくことをおすすめします。
実際にキャッシングを利用している人はどの位いる？
キャッシングの利用者の総数は先ほども説明した通り大よそ1200万人いると推定されていて、日本人全体の10分の1がキャッシングを利用したことがあると考えることが出来ます。借入件数なども徐々に増加の傾向にあります。
女性の利用者が常に増加の傾向にある
キャッシングの利用者全体を性別で調べた場合は、男女比が6：4という割合となっています。以前までの男女比は7：3となっていましたが、消費者金融などの金融機関が女性向けのレディースローンなどを開設したことで、女性のキャッシングの関心が高まったことが増加の要因とされています。
女性の社会進出などもキャッシング利用者の増加の理由の一つとなっているだけでなく、女性に特化したレディースローンといった専用のコースを各金融機関が用意されたので、女性がより良く借り入れが行えるようになってきているのも事実です。なので、悩んでいるのなら一度申し込んでみるのも悪くはないと思います。
初回の借入額はどの位が多い？
借り入れを行う際の初回の融資額は平均では15万前後の方が最も多くなります。金融機関では基本的には初回から高い限度額での借り入れを行える人は、あまり多くないと考えられるので妥当な金額だと思われます。
利用目的も一般的なイメージとは異なる結果に
キャッシングを利用目的を調べてみた場合は、先ほど紹介した通りで生活費の補助金としての使い方が最も多く、全体の約三割前後となっています。消費者金融などでも最近ではそのような傾向にあるようです。
キャッシングの利用目的ではギャンブルなどを想像する方も結構いたりもしますが、統計をとってみると全体の4、5%以下となっています。ドラマや漫画などの作品でネガティブなイメージを持ってしまっている方が多いみたいです。
キャッシングの審査の通りやすさを年代別に紹介
キャッシングの利用者を年代で統計をとると、30、40代の方の利用が多くなってきています。ただ、新規利用者で利用者を調べた場合は、20代の方が最も多くなります。
40代以上の世代の方になると年齢が上がる度に徐々に利用者が減っていく傾向にあります。平均的な月収は30万円未満が最も多くて、職業もサラリーマンや正社員のといった方が多いですが、自営業、主婦、フリーター、学生などといった利用者も最近では増加の傾向にあります。
返済能力で考えた場合は40代以上の方の方が審査に対して有利になりそうなのですが、20代の方が審査に通りやすいことが多かったりもします。ただ、収入が安定しているかどうかが第一条件になるので、定職に就いていない方や、高齢で収入自体がなくなってしまっている方は、審査に通るのは困難となってしまいます。
家庭やローン持ちかどうかで審査結果が大きく異なる
安定した収入という基準で考えてみると30代以降が最も多くなってきますが、収入をどの位自由に使用することが出来るかどうかが問題となってきます。家庭を持っているかいないかなども審査に影響してきます。
30、40代になってくると家庭を持っている方が増えてきますし、中には家や学費などのローンを組んでいる方もいます。そのような場合はキャッシングの審査では不利に働くことがほとんどとなるので、注意が必要となります。
初めてキャッシングに申し込みを行う場合は、20代の方の方が審査に通りやすいことが多くなってきます。ただ、30代以上の方でも収入が安定していて、審査に不利に働くものがない場合は審査に通ることが可能となります。
初めて30、40代が申し込む時には不利になる事があるので注意
キャッシングやクレジットカードに申し込んだことがない方で、年齢が30、40代の場合で借り入れを行いたい場合に気をつけなければならないのは、クレジットヒストリーがないことが原因で審査に通りにくくなる場合があります。
各金融機関はクレジットヒストリーを確認することでローンなど利用状況が確認出来るようになっています。ローン残高だけでなく延滞や債務整理を行ったことがあるかなども、審査の際にはまず確認されることになっています。
信用情報に何も記録が無いのがなぜ駄目なのか
審査の際には個人信用情報機関といった所を通して、上記の情報を各金融機関は確認をすることになっています。この時にローンやクレジットカードの契約を行ったことが無い方はローン履歴自体がありませんし、信用情報も何もない状態となります。
信用情報に記載がなにもない場合を俗に「スーパーホワイト」と呼ばれていて、一見好条件のようにも思われます。ここで気をつけてないといけないのが、金融ブラックとスーパーホワイトの信用情報がどちらも同じに見られてしまうことが意外ですがあります。
金融事故は基本的には数年過ぎると信用情報から消えることになってしまいますが、事故情報が無くなった場合はスーパーホワイトと同じく何も信用情報が記載されていない状態となります。
金融ブラックの方が信用情報がリセットされた状態のことを「信用ホワイト」と言われていて、スーパーホワイトの状態と信用情報が見た目では同じとなります。30、40代の方でスーパーホワイトのままだと、この信用ホワイトと疑われることが意外ですがあるので注意が必要になります。
それに、クレジットカードに一度も契約をしたことがない場合は、審査の際にはマイナスとなることも多いです。判断材料自体も少なくなるので、どうしても審査には通りにくくなってしまいます。
クレジットカードの発行は少し工夫するだけで簡単に作られる
キャッシングに申し込みを行う前にはクレジットカードは発行しておくだけでなく、手頃な価格なものなどでクレジットカードを使って分割購入してローン実績を作っておくだけで、審査の結果は大きく変わります。
ここで、キャッシングカードと一体型になっているクレジットカードを作ることが出来ますが、審査基準が厳しい場合もあるのでやめておいた方が良いかもしれません。コンビニやチェーン店などの流通系でのクレジットカードを発行するのがお手軽なのでおすすめな方法となります。
審査の際には収入意外にも様々な審査項目が存在する
キャッシングの審査は収入や年齢以外にも審査基準があるので、年齢や収入が似ている場合などでも審査結果はそれぞれ異なります。審査に通る以外にも限度額といったものなども後々差が出ることも多いので、事前に調べて確認しておく必要があります。
審査時に定番になる項目をまとめて解説
審査基準は各金融機関によって異なることもありますが、ほとんどの場合確認する所は共通しています。まず勤務先で考えてみると、公務員や大手企業に勤めている方が審査の際には有利となります。金融機関によってはパート、アルバイトの方を自営業と同じ位の評価をしていくれる所もあります。
雇用形態で考えてみても、正社員の方が有利となります。契約社員やパート、アルバイトの方でも収入が安定していることを証明出来れば、審査の際には有利に働くことが多いです。勤務先が有名な会社などの場合も審査の際には高く評価されます。
次に年収になりますが、安定した職業に就いていて尚且つ300～400万円あった場合は、ほとんどの金融機関での借り入れを行うことが可能かと思います。それ以下でももちろん大丈夫ですが、消費者金融などの総量規制の対象となる金融機関では実、際の収入の3分の1以上の融資は受けることが出来ないので注意してください。
勤続年数も同じ会社に数年以上勤務を続けている場合なら、基本的には心配をする必要はありません。ただ、半年以下の場合は審査の際には不利となってしまうので要注意です。健康保険証の種類なども審査の際には大きく影響してきます。
他社借入がある場合での審査はかなり厳しくなる
融資を受ける際に他社からの借り入れがある場合は、審査に対してかなり不利になってしまいます。他社からの借り入れが2社以下の場合は、審査に通ることがありますがそれ以上借り入れがある場合の申込みは、よっぽどの理由がないばあいには避けておいた方が良いかもしれません。
キャッシングの申込みは自分の使用用途に適した所で申し込みをすることが当然ですが重要となってきます。多重申込みなどを誤ってしてしまうと、事故情報が記録されてしまい借り入れ自体が困難となってくるので、まずは審査に通りそうな所に申し込みを行うようにしてください。
初めて申し込む時には事前に適した金融機関をまず調べておくべき
説明したことをここでおさらいします。
- キャッシングの利用者は増加の傾向にあって、女性の利用者も多くなってきている。生活費の補助としての利用が最多数に。
- キャッシングが年代別で審査に影響があるのは、家庭やローンなどを確認していることが多い。30、40代で信用情報に何も記載がないは要注意
- キャッシングの審査は収入、年代の他にも各金融機関によって様々な審査基準がある。多重申込みをしてしまわない為にも、審査に通る見込みのある所を事前に調べておくことが重要に。
周囲にキャッシングを利用していることが知られるといったことも、利用者のプライバシー面の配慮から大きく改善されました。上限金利の規制や借り過ぎの防止も各金融機関で行っている所も実際に多くなってきています。
初めてキャッシングを行う際には知名度が高い有名な所にまず申し込むことをおすすめします。大手の消費者金融だと初めての利用者に使い勝手の良いようにしていることが多いだけでなく、30日(1か月)の無利息期間を設けている所も多いです。
ただ、どこの金融機関で申し込む際にも必ず守ってほしいのが、利用する前に返済計画を立ててから借り入れを行うことで、より安心したキャッシングを行うことが出来ます。金融機関でトラブルを起こすことを避ける為にも、まず自身の資質に見合った借り入れを行うように必ず心掛けるようにはしてください。
