そろそろ実家を出て、一人暮らしを始めるのでまとまったお金が必要になっているアナタ。まさに今、考えてもみなかった事態に直面して、お金が必要になっているアナタ。「利用しているキャッシングサービスで増額してもらおう！」と安易に考えてはいませんか？
でもちょっと待って！その増額はあなたにとって本当にリスクがないものでしょうか。後に自分の生活を苦しめることにはなっては大変ですから、増額申請の前にこれからご紹介することをしっかり心得ておきましょう。
その増額分、本当に返済できる？増額におけるメリット、デメリット
キャッシング増額における多くの理由が、急きょ普段使わないような額のお金が必要になったためかと思います。まさにメリットはこの「必要な時にすぐに、簡単にお金が手に入る点」にあります。
また、複数の会社から合計同じ額を借り入れるより、一社からの借入にまとめたほうが返済が複雑になりません。延滞や未返済の心配もなくなるでしょう。
プランによってはキャッシング枠を高額にしておくほうが、金利が低い場合もあります。金利については、会社によって異なるので確認しておいたほうがよいでしょう。
もちろんデメリットも存在しています。それは単純に返済額だけが大きくなるという点です。収入が変わらない、つまり返済能力は変わっていないのに借入額が上がると、以下のような懸念が挙げられます。
- 返済滞納
- 自己破産
- 他社からの借入による返済
どれも避けたい事態ばかりですよね。自分の生活が苦しくなるばかりでなく、家族や友人に迷惑をかけてしまう、その後のキャッシングに影響が出てくるなどにもつながってしまいそうです。メリットだけでなくデメリットにもしっかりと目を向けて、その増額が自分の返済可能な範囲内であるかを判断することが大切です。
誰でも可能なわけじゃない、増額できるのは信用のある人
そもそも誰もが増額申請できるというわけではありません。新規申し込みの際には、パスポートや運転免許証のような自身を証明する書類と、安定した収入を証明するものが必要です。増額の際には、借入者の信用を確認するために以下のものが必要となります。
- 増額したいキャッシングサービスの利用期間
- 最新の年収状況
- 延滞や未払いがないかどうか
- 他社からも借入をしているかどうか
キャッシングサービス利用期間については、多くの場合すでに6か月の利用期間を超えていることが必要条件となります。というのも、少なくともこれだけの期間がなければ過去の返済実績を確かめることができないためです。その過去の実績に延滞や未払いの問題がないことは、会社に信用を与える大切なポイントです。
上がっている場合にも、できれば事前にきちんと変更の申請をしていることが理想です。随時情報を更新しておくことで、会社に対して正直な態度であるというアピールにつながるためです。
他社からの借入についてはその借入金額にもよりますが、ないことが理想です。
「あなたの会社からの借入を頻繁に利用しますよ」というメッセージにもなるのです。
以上の条件が揃えばあなたは会社にとって「信用のできる顧客」であると言えるでしょう。
過去に返済を滞納してしまった経験があり、ブラックリストに載ってしまったという方もいるかもしれません。そういった方も増額をあきらめることはありません！現在もキャッシングが継続できている時点で可能性はあります。その後に返済滞納や未払いの実績を残していないことも大切なポイントとなります。
事前準備は大切です！増額審査の前に知っておきたい事
それまでの利用実績に問題がないということは「信用のできる顧客」であり、増額しやすいことは上述しました。その他に必要なものは何でしょうか。事前に準備できるものを一緒に確認していきましょう。
銀行系は増額の提案があったときがチャンス！
オリックス銀行、三井住友銀行などの銀行系と呼ばれる会社は、企業側から増額を提案してくることがメインのところがほとんどです。そのためには返済実績に問題がないことはもちろんですが、その企業のキャッシングを頻繁に利用したり、余裕があれば時に一括返済をすることも信用のできる顧客としてのアピールにつながります。こういった企業でのキャッシング増額を希望する場合には、指定の問い合わせ先に連絡してみましょう。年収が上がったときには希望が通る可能性がグッと上がります。
三井住友銀行では最高800万円までの借入が可能ですが、300万円を超えるとなると収入証明書が必要となります。そして申し込みは、電話以外にもローン契約機を介して行うことがの申し込みが可能です。ローン契約機は三井住友銀行本支店内に設置してあるものなので、利用の際には事前に営業時間を確認しておいたほうがよいでしょう。
消費者金融系、信販系はインターネット申請がおすすめ！
続いて、消費者金融系の一つであるプロミスを例に見てみましょう。
申し込み当日中でも増額は可能であり、さらにインターネット上での手続きが可能です。ただし、利用額が50万円を超える場合には以下のうちの収入証明書類一つを事前に送付することが必要です。
- 最新の源泉徴収票
- 最新の確定申告書
- 直近2か月分の給与明細書（ある方は1年分の賞与明細書も必要）
他社からの借入がある方で、プロミスと合わせた利用残高の合計が100万円を超える場合にも上記のいずれかの書類が必要になります。
同じく消費者金融系のアコムでも、インターネット上での増額申請手続きが可能です。会員ログインには会員番号と暗証番号が必要ですので、いざというときのためにしっかり覚えておきましょう。不明な場合には、受付時間が午前9時～午後6時までのカードローンデスクに電話しなければならないのでご注意を。
最後に信販系を見てみましょう。
オリコやセディナも消費者金融系と同様に、電話でもインターネット上でも増額申請が可能です。そして利用限度額が50万円を超える場合には、資料請求の後に収入証明書類の送付が必要となります。源泉徴収表、確定申告書、給与明細書の他には納税通知書や年金証書、年金通知書も可能です。
急ぎの増額には消費者金融系、信販系がおすすめ
基本的に銀行系で増額を希望する場合には、企業側から提案があったときに増額しておいたほうがよいと言えます。もしくは年収が上がったときに申請するのがよいですが、これには時間を要する可能性が高いので急に必要になった場合には対応しきれないかもしれません。
いざというときには、利用限度額が50万円以内の場合に限りますが、消費者金融系もしくは信販系での申請をおすすめします。事前の会員IDやパスワードの把握はお忘れなく。
信用度アップのチャンス！準備して臨もう、窓口申請
電話やインターネットではなく、窓口で申請することも可能です。対人コミュニケーションを要しますので、やはり相手に与える印象は増額申請が通るか通らないかの一つのポイントとなります。
書類からの判断が大きな割合を占めることは間違いありませんが、せっかく相手と目を見て話す機会のある窓口申請です。書類の信用度に加えて、あなた自身の好感度もプラスすることで申請通過の可能性をアップさせましょう。
計画性が大事！借入額が増えれば、返済も大変に
増額の範囲や借入先がどこであれ、無事に増額することができたとしてもまだまだ気をつけなければならないことがあります。
継続して、信用のあるキャッシングをしましょう。お金はあるのに、返済を滞納してしまった・・・なんてもったいない実績は残さぬように気をつけたいですね。
また、住所や職業などの生活環境が変わったときには借入先に申し出ることを怠らないようにすることでも、信用を保つことにつながります。正直に真摯な姿で借入先に接しましょう。
そして借入額が上がっても、あなたのその他の日常は何ら変わっていないことを自覚しておきましょう。「借入額が上がった＝あなたの収入が上がった」わけではないのです。むしろそれまでよりももっと慎重に、計画性をもってお金を借り、返済していかなければならなくなります。
借りれるから借りてしまおう、ではなく必要なときに必要な分を、返すことのできる分を借りることを心がけてくださいね。この心がけが、効率的なキャッシングとゆとりある日常につながるはずです。
