未成年でも即日融資は受けられるのか？可能性を探ってみよう！

カードローンは既にかなり浸透し、最近では即日利用も可能で生活ツールとして便利に利用している人も多く、まだ未成年の人も利用したくなると思います。

しかし残念ながらカードローンには申込時の年齢制限で未成年者は申込むことができません。まずその理由を説明しておきます。

学生の場合には学生ローンの一部が未成年者でも利用することができます。そこでこの学生ローンについてカードローンと比較して紹介しましょう。

ただし本来は未成年でお金を借りることはあまりお勧めできることではありません。その理由を理解して、自分の収入内の生活を目指しましょう。またどうしても借りなければならない場合の注意点についても説明しておきます。

カードローンは申込条件に注目！未成年が申込めない理由とは

以前はお金を借りるというのは、面倒な手続きと時間が必要でしたが、最近ではカードローンの出現で機械の前に行って簡単な情報入力により即日融資が受けられるようになりました。

しかも毎日のようにＣＭを見せられれば、誰でも利用できるような錯覚に陥ります。しかし実際は申込条件が決まっており、この条件を満たさなければ申込むことすらできず、未成年もこれに掛って利用ができません。

これはカードローンに限らず、他のローンでも同じです。ただし一部ローンでは保証人を用意することによって、融資を受けられる場合があります。

申込条件には年齢制限があり未成年は申込めない

未成年だけどカードローンを利用してみたいという場合には、まずはカードローンを提供している金融機関のホームページでカードローンの申込条件を２～３件確認してみてください。

金融機関によってまちまちな部分はありますが、安定収入の要求と共に必ず決められているのが年齢制限です。この年齢制限には上限とともに下限も決まっています。そこで下限の年齢を確認してみましょう。

上限年齢は６５歳であったり７０歳であったりカードローンによって変わりますが、下限年齢は２０歳以上で統一されているのが分かると思います。

金融機関としては返済能力があれば大勢の人に貸してその分利息を取りたいので、本来は未成年であっても貸したいのかもしれません。しかし現在では未成年が利用できるカードローンと言うものは有りません。

未成年が駄目な理由は契約が覆る可能性があるため

ではなぜ未成年が申込みができなくなっているのかというと、これは法的な問題です。カードローンの利用のためには次に手順を踏む必要があります。

• 申込み
• 審査
• 契約

　↓
利用開始

要は申込後金融機関の審査に通過して契約を交わせば利用できるわけです。ただし成人ならば本人が納得すればこの手順で良いのですが未成年は違います。

もし利用開始後、保護者がこの契約は了解していないと主張すると、利用者本人が契約に納得していたとしても、その契約自体を保護者が覆すことができてしまうのです。

もしお金を融資した後、そういう事になってしまうと、金融機関はお金の回収が難しくなってしまいます。したがってそのような危険が伴う契約は危なくてできません。このため未成年者の場合、申込みの時点で受け付けないというわけです。

即日は無理だが他のローンでは保証人次第で契約できる可能性有り

この仕掛けは何もカードローンだけではなくて、他のローンでも基本的には同じです。ただしカードローンでは駄目ですが、他のローンでは一部未成年者の申込みが可能な場合があります。

ただし、こういう意味で保証人というのは借入者本人と同じように責任を追わなければならないため、引き受けてくれる人はなかなか見つかりません。

またこういったローンの場合、申込者本人のほか、保証人の方の審査も行わなければなりませんから、カードローンの様に即日融資がされるようなものはまずありません。審査が通過するにしても時間がかかることは覚悟しなければなりません。

学生ローンに注目！未成年でも即日融資している場合がある

では未成年者は即日利用の可能性はゼロなのかというと、一部ではそうではありません。一部というのは学生ローンなら可能性が無いとは言えないからです。

学生ローンはその名の通り、学生相手に提供されているローンで、カードローン程には使い勝手はよくありませんが、返済方法などは学生向けに設計され、利用しやすくなっています。

ただし、カードローンにくらべて金利が高い場合もあるので、利用には注意が必要です。

学生ローンも未成年は除外されているが例外もあり

多くの学生ローンは以前は高校生を除く１８歳以上で融資をしていたのですが、最近ではカードローンなどと同じく２０歳以上にしている業者が多くなってきていて、ここでも未成年者は除外されています。

学生ローンは数が少なくなってきており、大都市周辺の学生数の多い大学の近辺などに店舗があります。ただし、最近ではインターネット経由で利用できる場合が多いですから、周囲に無かったとしても調べてみる価値はあります。

学生には利用しやすく設計されている

学生ローンと言えども業者では返済してくれなければ困りますから、審査はしっかり行われます。条件としては定期収入があることで、できれば長期アルバイトなどで安定的に収入があった方が印象は良くなります。

ただし学生の場合、試験などでなかなかアルバイトに時間を割くのが難しい時期がありますので、多くの学生ローンでは、一時的に返済は利息だけにできたり、そもそも元本の返済は就職後で良いというような柔軟な返済ができるようになっています。

利用する場合には自分の実情にあわせて、業者と相談し返済方法を決めておくことが重要になります。

カードローンと比べ金利は多少高いため利用は限定的に

このように学生ローンは学生には利用しやすいのですが、欠点もあります。学生ですからそれほど大きな額が借りられるわけではありませんが、これは例えばカードローンであっても最初は同じようなものです。問題は金利です。

次の表は代表的なカードローンと学生ローンの金利を比較したものです。

学生で最初に適用になる金利は最高金利だと思ってください。学生ローンのＡ社は比較的金利が低いですが、残念ながらここは成人限定で、１８歳でも融資を行っているＢ社は法定上限金利ギリギリの２０％が適用されます。

この金利で就職後に元本を返済することにした場合、その間に支払う利息はかなりの額になっているはずです。したがって、もし利用する場合には、できるだけ利用額は小さくし、なるべく早く元本も含めて返済してしまうのが上手な利用方法と言えるでしょう。

まずは借りなくてよい方法を考えよう！収入以上のお金は使わない

最近はカードローンができて、お金が借りやすくなったことから、大人の世界でも、お金が足りないときにはすぐに借入れをしてしまう風潮があります。

お金が必要な理由は様々でやむを得ないときもありますが、生活を営んでいく上での原則は自分の収入の範囲内で遣り繰りすべきという事です。

ですからお金を借りるという時は、余程の緊急事態以外は考えないような忍耐力を成人するまでの間に自分の中に植え付けなければなりません。

未成年ではお金の利用方法が未熟で借入れはお勧めできない

最近では大人にも言えることですが、お金の利用方法が未熟な人が多いようです。お金に対する考え方で最も悪いのは、足りなくなったら借入れで凌ぐというもので、この利用方法だと、場合によっては際限なく借入れが必要になり、最後には借入れできなくなって破綻します。

ではお金に対する良い利用方法というものはどういうものでしょうか。

たとえば事業などを行っているような場合、借りることで事業を拡大し、安定したらまた借りるという事を繰り返したとしても良い利用方法だと言えるでしょう。

しかし生活費はそうではありません。一度借りたら、その返済分をどこかから捻出しなければなりません。収入はなかなか増えてはいかないのが事業の拡大と決定的に違うところです。

未成年の時からお金を借りる癖を付けてしまうと、その癖からなかなか抜け出すことができなくなり、一生借金に追い回されるような事になりかねません。

したがってまだまだ柔軟性のある若いうちから、お金というものの利用方法をよく考えて、すぐに借入れを考えるのではなく、まずは一定額内で何とか借りずにすますことはできないかという考え方ができるようにしてください。

昔カードローンと言うものがまだなかったころ、人々はお金はありませんでしたが、知恵で乗り切っていました。若いうちはこういった知恵をつけるのに絶好の機会なのです。

緊急時以外は借入れは考えないようにしよう

もちろん災害に遭ったとか、病気をしてお金が必要だという場合には、お金を借りる必要はあります。そういう言わば緊急事態の時は躊躇する必要はありません。

しかし通常の生活を考えた場合、収入は一定の場合が普通ですから、生活はこの収入の範囲内で営むことが原則であるという考え方が必要です。

収入の範囲で生活できれば、借り入れる必要は無くなります。家計簿や小遣い帳などを作って、自分の収入と支出を把握し、何かの支出が増えた時は、その穴埋めをするために何を節約すれば良いのかすぐに分るようにしておく事が必要です。

借りようと考える前に、どうすれば借りなくて済むのか考える癖をつけてください。

未成年が融資を受ける場合の注意！未成年もブラックの可能性有り

未成年の場合、金融機関からお金を借りるというのは、それまで経験したことが無いか、あるいは非常に少ないはずです。

そこで借入れ前に情報共有、返済の可能性、闇金など借入時あるいは借入れ中に注意しなければならない点について頭に入れておきましょう。

保護者と情報は共有するべき

まず未成年特有の注意事項があります。未成年がお金を借りるのは非常に難しい事は分かっていただけたと思いますが、学生ローンを利用すれば、場合によっては保護者の了解なしに借りることも可能です。

しかし万一返済中に行き詰ってしまった場合、頼れるのは保護者だけです。その時点で助力をお願いしても急には対応できないかもしれません。そういうことを防ぐためにも融資を受けるという情報は共有しておくことが必要です。

また情報共有の段階で融資について相談すれば、人生の先輩である保護者は融資を受けなくても良いような方法を伝授してくれるかもしれませんし、そもそもお金を使う目的自体が年長者から見れば不必要に映るかもしれません。

そういった話を参考にして、どうすべきかを改めて考えてみることもできます。さらに情報が共有できれば自分だけで負債を背負うよりも、気分的にずっと楽になる事もあるのです。

返済の可能性を検証してから融資を受ける

次に行わなければならないのは返済の可能性を探ることです。借入れできる業者が見つかったとしても、返済ができないのでは借入れはできません。

そこでまずは自分の収入を考えてみてください。安定しているでしょうか。自分の収入をあまり高く評価してはいけません。成人から見れば、まだまだ不安定に見えるものです。

そこでまず行うべきは、返済計画を立ててみることです。自分の収入と家計簿や小遣い帳などを基にした支出から、返済期間中の収支を計算してみてください。

もし収支が返済額より少なければ、そもそも返済はできません。支出を減らすしか方法はありません。どの部分を減らせばよいのかじっくり検討して、返済計画を作ってみましょう。

このあたりを疎かにした場合、途中で返済が行き詰って、返済ができなくなってしまいます。

そうなるとどうなるでしょう。多くの場合、別の金融機関を探して融資を受けそれを返済に充てるというようなことを行って急場を凌ぎます。この状態を多重債務者と呼びます。

もちろんそんなことが長く続けられるわけがありません。いずれかの段階で借入れもできなくなって、もっとも悪い場合には自己破産に至ります。

そうなると信用情報データベースというものにその点についての記載が載り、いわゆるブラックとなって以後長期にわたって、金融取引に支障が出ることになります。

次にブラックになる原因と期間を示します。

要するに未成年の段階でこの状況に追い込まれれば、成人しても暫くの間借りられない状態が続くというです。十分注意しなければなりません。

闇金の罠にはまってはいけない

さて未成年でも貸してくれそうな金融機関が他にもあります。それは非正規の金融機関で別名闇金というものです。融資は簡単にしてくれますが、高い金利で一旦返済に支障が出れば暴力的な取り立てをしかねないという悪徳金融といえば分るでしょうか。

ただし現在では規制が厳しくなって、表向きは正規業者のふりをしていたりして、なかなか見分けがつきません。こういった業者から保証人付きで借入れしたら、保証人を含めてかなりまずいことになって迷惑をかけるでしょう。

そこで借入れ前の注意事項としては、利用予定の業者がこういった闇金では無いという事を確認する必要がある事です。

難しそうですが、これはインターネット上から金融庁の貸金業データベースを利用すれば比較的容易にできます。

確認内容は次の通りです。

• 業者名
• 登録番号
• 代表者名
• 所在地
• 電話番号

闇金は電話番号など一部の情報を入れ替えて実在業者を装っていることがありますから、これらの情報がすべて一致していることを確認してから、利用するようにしましょう。

ここで未成年者が即日お金を借られるかについて纏めておきます。

• 未成年ではカードローンの年齢制限を満たさず申込むことができない
• 学生ローンの一部には１８歳から融資を行っている業者あり即日利用も可能な場合がある
• 重要なのは借りることではなく借りなくて済む方法を考え支出を自分の収入内の納めること
• 融資を受ける場合には保護者との情報共有や返済可能性の検討また非正規業者の見極めなど注意事項がある

借りる場合には注意事項を守って、借り過ぎの無いように利用してください。