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大学生ですがキャッシングできますか?収入がある事が前提です!

キャッシングを利用するには審査に通る必要がありますが、審査を受けるためには申込条件を満たしていなければなりません。これは社会人でも学生でも変わりません。

そこでまず収入に対する要件として安定収入が重要視されますから、学生に多い短期アルバイトの評価は不利になることを説明します。

次に月々の収入があったとして、安定とは言い難い状況の中では返済していけるかどうかが重要になります。そこで借入れ前には必ず返済計画を立てることが必要であることを説明します。

最後にカードローンは金利が高いため利用は最小限にし、利用目的によっては他のローンの利用も考えるべきことを説明しておきます。

学生は不可の場合がある!申込条件を確認してみよう

カードローンでキャッシングを利用するには審査に通る必要がありますが、それ以前に各カードローンに定められている申込条件を満たしていなければそもそも申込みができません。

申込条件には年齢制限や収入条件などが入っていて、大学生には厳しい場合もあり利用できるものとできないものがあります。

このため学生向けに利用しやすくなっている学生ローンというものもあるため、そちらの利用も検討してみるのも良い方法といえるかもしれません。

キャッシングの利用は審査に通らなければならない

キャッシングの利用で問題になるのは、社会人でも大学生でも同じですが審査という関門を通過しなければならないという事です。しかし審査を受けるためには申し込みを受け付けてもらう必要があります。

カードローンの説明資料をみれば分りますが、最初のほうに申込条件が示されています。この条件を満たしていなければ申込みをしたとしても、条件のチェックだけで審査に落ちてしまう事になります。

申込条件はカードローンごとに微妙に違っていますが、大学生に問題がある項目はほぼ共通しており、次の3点になります。

  • そもそも学生を排除している場合
  • 年齢制限
  • 収入条件

カードローンの中にはビジネスマン向けに絞っているようなものがあり、学生をはじめ個人事業主、年金生活者、専業主婦などを初めから外している場合があります。こういうものについては大学生は申込みはできません。

もう一つクリアできないのが年齢制限です。殆どのカードローンは利用可能年齢の下限が20歳以上という事になっていて、現役入学したような大学生の場合で2年次の誕生日までは申込みできません。

これは未成年の場合契約を交わしたとしても、保護者が承知していない場合、契約を覆される危険性があるため、最初から予防線を張っている為です。

もう一つ重要なのが収入の有無です。金融業者は返済時に元本分に付けてもらう利息が収入源です。貸したはいいが返済できなかったという事になると収入どころか損失になってしまいます。

学生の場合、通常は就職していませんから、アルバイトなどの収入が無い人は申込条件を満たさないという事になります。

一般向けカードローンは借りられるのか

では実際問題として一般向けカードローンを大学生が借りられるのでしょうか。先ほど言ったような学生を排除していないカードローンは申込はできますが、審査に通ることは有るのでしょうか。

結論からいえば、条件を満たしていれば、利用限度額は非常に小さくなりますが、契約はできる場合が多いようです。ですからどうしても借りなければならないという場合には、銀行でも大手消費者金融でも申込んでみてください。

また学生を排除しているようなカードローンの場合には、同じ金融機関に別のもっと申込条件が緩く学生でも申込めるようなカードローンが用意されている場合もあるので、見落とさないように注意してください。

学生ローンなら学生向けに借りやすい設計になっている

カードローンのように街中にあるATMから簡単に利用できると言うわけにはいきませんが、業者から口座に振り込んでもらうという使い方のローンであれば学生向けの学生ローンというものがあります。

貸金業法の改正で収入が無い人への融資がしにくくなってしまって業者数が減っていますが、学生ローン業者は学生数の多い大学周辺などに行けば店舗を構えている場合があります。

学生ローンはその名前の通り、学生向きに設計されたローンで、様々な工夫が見られます。

例えば返済でも元本については卒業後まで待ってくれて、それまでは毎月利息分だけで良かったり、アルバイトができない試験前などの時期には、返済を利息分だけにしてくれたりとたいへん融通が利くものです。

もちろん元本の返済を延ばせば利息は膨らむという問題もありますので、そういったことも考慮したうえで、もしキャッシングを考えるのであればこういった学生ローンも検討対象にしてみましょう。

収入の中身にも注意!短期アルバイトは評価されない

先ほど収入があることが申込条件という説明をしましたが、実際には収入があるというだけでは審査に通るかどうかは分りません。

収入にはざまざまな形態があって、金融機関が評価する形態があれば評価されない形態もあります。

特に学生の場合、学業との兼ね合いから短期アルバイトを繰返している場合がありますが、こういった短期アルバイトでは審査には通りにくいと言われています。

このため収入はある程度ありながら借りにくい状態になった学生はお金が必要な場合に非正規業者の罠にはまる場合もあるので、この点についても十分注意が必要になってきます。

金融機関の評価する収入とは

カードローンの申込条件をよく読むと、収入の条件としては、安定収入があることとなっています。安定収入と言う表現はあいまいで年単位では安定している人や月々安定しているという人もいます。

カードローンの場合、返済は通常毎月1度行う事になりますから、金融機関が安定収入として想定しているのは月々の収入が安定しているという意味になります。

したがって例えば会社員などは毎月給料という形で残業時間などを考慮しなければ、ほぼ安定した収入があると思って良いでしょう。

しかしこれが例えば個人事業主などの場合は、年収としては変わらなくても収入が入ってくるのは月々一定とは限りません。こういう意味で個人事業主は会社員よりも評価が低くなるのです。

そこで金融機関の評価する勤務形態について示しておきます。

評価 勤務形態
1(高) 公務員、会社員(正社員)
会社員(契約社員、派遣社員)
個人事業主、パート、長期アルバイト
4(低) 年金受給者、短期アルバイト、専業主婦

大学生の場合もこの評価にしたがって審査が行われることになります。

学生に多い短期アルバイトでは審査に通りにくい

ここで大学生のアルバイトを考えてみましょう。アルバイト優先なら別ですが、学業を優先する場合、春夏の長期休暇時は良いですが、試験期間前になると、そうそうアルバイトに精を出すことはできません。

この学生特有の事情のため、なかなか長期アルバイトというわけにはいかず、必要に応じて短期のアルバイトを探すという人が多くなります。

そこで表を見てください。短期アルバイトの評価というのは最低のランクになります。このためカードローンの審査ではなかなか大学生が思うように通らないのです。

短期アルバイトがなぜ駄目なのかというと、先々の見通しが立たないためで、安定収入とは言えないからです。

もしキャッシングを利用する可能性があるのであれば、予め長期アルバイトに就いておくことが必要です。このためにはアルバイト先に大学生であること説明して、長時間の仕事に入れない時期があるという事を了解してもらっておくことが重要です。

非正規業者の罠に掛ってはいけない

こういった事前の準備もなしに急にお金が必要になってしまうと、なかなか審査に通りません。そこに目を付けているのが非正規業者です。

短期アルバイトでもそれなりに収入があるのであれば、返済は見込めますし、トラブルが発生しても強引に取り立てればよいわけですから、こういった大学生は良いカモなのかもしれません。

しかし、トラブルを考えればこういう業者とお付き合いするのは絶対にやめなければなりません。

銀行や大手消費者金融などから借りられなければ中小の業者に流れますが、再度本当に必要なお金か考えてみて、必要があれば正規業者であることを確認してから利用してください。

返済していけるかどうかが重要!借りる前に返済計画を立てる

借りることだけを考えてきましたが、実はもっと重要なことがあります。借りたら返さないといけないという事です。安定収入があったとしても、自分が返済できるのかどうか事前に評価する必要があるのです。

学生に限らず借入れ前には返済計画を立てることが大変重要です。借入れをしたらこの計画通りに返済していけば、完済できると言うしっかりした計画を立て、それに沿って返済していけば、計画が無い場合よりもずっと問題は少なくなるのです。

もし返済計画が立たない場合、借入れしてしまうと途中で返済に行き詰る可能性が非常に高く、この返済計画が借入れの可否の判断にも利用できるのです。

自分が返済していけるのか評価してみよう

まず詳細な返済計画の立案の前に、自分に返済していけるだけの余裕があるのかについて計算してみましょう。これは収入だけで判断してはいけません。収支で判断してください。

自分の収入額と支出額を何か月か遡って計算してみましょう。収入は明細書を見れば分りますが、支出は小遣い帳などを作っていなければ分りません。無い場合には一カ月でもよいですから、借りるまでに正確な金額を把握してください。収入と支出が分かったら収支を計算してみましょう。

収支の額で次のように判断できます。

収支の額と月々の返済額の比較 返済の可能性
収支の額≧月々の返済額 返済可能
収支の額<月々の返済額 返済不可

ただし多少の余裕がなければ厳しいので、自分なりに判断して返済の可能性を評価してみましょう。

返済計画を立てて借入れの可否を判断してみる

過去数か月分で計算してみて返済できそうであれば、次に実際の返済計画を立ててみましょう。

まず必要なのは借入金額と月々の返済額から返済期間を計算することです。この計算は金利が絡んできて素人には難しいので、カードローンを提供している金融機関の返済シミュレーターを利用します。金融機関のホームページで探してみてください。

返済期間が分かったら、今度はその期間分の収支予想をします。大学生の場合収入の予想も難しいですし、支出も安定しないのでかなり難しいですが、逆に言えばそのような収支を目指すという意味で目標額と位置付けても良いでしょう。

この参考になるのが過去の収支です。返済が厳しくなるからと考えて無理な収支予想にしてしまうと、返済時に問題が発生するので、決して自分の都合で数字を操作してはいけません。

この収支額内で返済額が捻出できるかどうかを完済までの各月について確認してください。返済可能という場合にはこの収支内容を返済計画としてまとめます。これができれば各月の支出予定も分かりますから、無駄使いはできなくなるでしょう。

返済計画が立たないときは借入れは諦めよう

もし完済までの間に返済額が捻出できない月があった場合には、支出を見直したり、収入予定を増やせないかなどを検討してみてください。

それでも無理だという場合には、借入れ自体を止めたほうが賢明です。無理な計画を立てることで、本業である学業のほうに影響が出るようなことは決してあってはいけません。

返済の見通しが立つまで、借り入れ時期を延ばしたりあるいは別の方向で考える事を勧めます。

借入れは必要最小限にしよう!別の借入方法の検討も必要

カードローンは利用目的が自由で使い勝手は良いですが、他のローンに比べて金利は高めです。ですから利用者としてはなるべくお得に利用するには、利用は必要最小限にするべきです。

また利用目的によっては、大学生の学業に即した借り入れ方法があるので、安易にカードローンを選ぶのではなく、目的に合った借り方を選ぶようにしましょう。

無駄な利用をやめ借入額はできるだけ小さくしよう

カードローンは街中のATMでキャッシュカード感覚で利用できてしまいますから、ついつい安易に利用してしまいがちです。特に大学生のような若い世代では、歯止めが利かずに大金を借入れしてしまう事があります。

もちろん返済できれば、それでも良いのですが、カードローンはフリーローンと言って目的を定めずに借入れできる代わりに金利が高く設定されているため、借入れすぎると返済も長期に及び利息も大きく膨らんでしまいます。

したがってカードローンを利用する場合には面倒でも利用目的を考えて、なるべく借入金額を少なくするのがお得な使い方という事になります。

例えば、友人とのお付き合いも学生時代には大切なことですが、上限額を決めて、それ以上のお付き合いを遠慮するなど自分なりのポリシーを持って利用を考えてみてください。

利用目的の応じてローンを選ぼう

大学生の場合、あまり金融には精通していない場合が多く、お金を借りようという場合、CMでもよく見かけるようなカードローンだけを考えがちですが、ローンには他にも様々なものが存在しています。

例えばカードローンは先ほど説明したようにフリーローンと言ってなんでも利用できる代わりに金利が高いものと目的別ローンと言って利用目的は限定されますが金利が低いものが有ります。

参考にカードローンと教育ローン、奨学金の金利は次のようになっています。

ローンの種別 金利
カードローン(みずほ銀行) 3.5%~14.0%
教育ローン(みずほ銀行) 3.475%
教育ローン(日本政策金融公庫) 2.05%
第一種奨学金(日本学生支援機構) 0(無利息)
第二種奨学金(日本学生支援機構) 0.89%(利率固定の場合)

 ただし金利は見直されるため利用時に確認要

カードローンの適用金利は最初は最高金利になるのが普通ですから、金利の差は非常に大きいと言って良いでしょう。

学費として利用するのであれば表にあるように奨学金を利用する方法が有利です。例えば第一種奨学金なら無利息で利用することができます。

さらに奨学金には企業などが返済の必要が無い給付型のものを提供している場合もあります。

また教科書なども専攻のものは必要かもしれませんが、一般教養などのものは先輩から貰える可能性もあり、お金を借りて買うのであれば、一度聞いてみる価値はあります。

借入れは必要最小限にして、借入れの方法はできるだけ有利なものを選ぶという事が基本だという事を忘れないようにしましょう。

そのためには時間を惜しまず、お金の利用内容を色々な方向から検討して最も有利な方法を探すようにしてください。

在学中に返済できなくなると、社会人になる前にブラックになってしまうようなことになりかねません。十分注意してください。

ここで大学生がキャッシングを利用する場合について纏めておきます。

  • カードローンは学生は申込めないものがあるので申込条件を確認する必要がある
  • 短期アルバイトの収入は評価されないため、キャッシングが必要な場合には予め長期アルバイトを選んでおくべき
  • 返済していけるかどうか借入れ前に返済計画を立てる
  • カードローンの利用は必要最小限にし他の有利な借入れができないかの検討も必要

長期の負担を減らすため、キャッシングは必要最小限にし、なるべく早めに返済できるようにしてください。

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