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一件の限度額では足りない!カードローンは複数同時に使えるか?

カードローンの利用限度額は最初そう大きくはありません。このため人によってはそれだけでは足りず、もう一つ別のカードローンを申込みすることを考えます。

カードローンは、このような場合も審査さえ通れば使うことはできます。しかし他を利用していることが分かると金融機関の審査は厳しくなることを先ず説明します。

次にもし審査に通って借入れできたとして、複数利用をすることで返済に行き詰って破たんする人がいたり、金利が下がらないため将来的な損失に繋がる可能性のあることを説明しましょう。

また現在もし複数同時利用している場合は、できるだけ1件に絞ることが勧められるため、その方法についても説明していきます。

カードローンの複数利用は可能!ただし同時申込みは勧められない

どういったカードローンでも審査さえ通れば利用は可能です。これは複数同時利用の場合でも同じです。

しかし金融機関は同時あるいは最近になって他社も申込んでいるという事が分かると不信感を抱き審査には通しません。

ただしある程度時間をおいてから別のカードローンを申込む場合には、審査は厳しくなりますが条件さえ満たせば通す可能性があります。

審査に通れば複数のカードローンの利用は可能

カードローンが利用できるかどうかは審査で判定されます。したがって既に他を利用している場合であっても、もう契約できないということは有りません。

そこで審査ではどういったことが行われるのかを調べておきましょう。審査で確認されるのは次の3点です。

  • 本人であること
  • 返済能力があること
  • 信用力があること

この3点を金融機関は様々な方向から審査基準を使って確認しているのです。

同時申込みで審査に通るかどうかはかなり怪しい

そこでまず複数のカードローンを同時に申込んだらどうなるかを考えてみましょう。

カードローンは申込みが行われると、その情報が信用情報データベースに記載されます。この情報は6か月を超えない期間、保持されることになっていて、その間に他社の申込みが行われると、他社の方では審査時にこの情報を参照することになります。

この申込み情報が記載されていると短期間に何度もお金が必要になっているという事が分り、金融機関は申込者はお金に困っているのではないかと考えます。この時点で信用力に問題ありと判断され、審査には通りません。

この状態が申込ブラックといわれる状態です。さてそこで実際に同時に申し込んだらどうなるかを考えてみましょう。

同時に申し込んだとしても、データベースの書き込みまで完全に同時というわけには行きませんから、多くの場合は1件は通ったとしてもその他は審査落ちする可能性が高いと言えます。

しかし稀にはタイミングの問題でこのチェックをすり抜けられる可能性はゼロではなく実際に複数審査に通っている人もいるようです。

件数が多くなるにしたがって審査での評価は下がって行く

これに対して申込みから長くても6か月経過すれば、この情報はデータベースから消えますから、審査に通る可能性は出てきます。

しかし、実際には複数の同時利用は審査で不利に働くことは間違いありません。それは返済能力の評価が厳しくなるからです。

まず1件目の返済能力の評価の場合を考えてみましょう。金融機関は申込者の収入から月に返済可能な金額をはじき出します。この金額がカードローンの返済額を上回っていなければ審査は通りません。

さてでは2件目以降の返済能力の算出を考えてみましょう。1件目との違いは既に1件目の返済があるというところです。この場合本来の返済能力から1件目の返済額が差し引かれますから、返済能力はその分低く評価されます。

3件目はさらに低くなり、4件目以降になるとほとんどのカードローンで審査には通りません。

また審査の考え方はその金融機関によって違うため、カードローンによっては既に別のものを利用していると、審査に落とすという場合もあります。

中には、カードローンは契約しているが、借りていなければ返済は無いから新たなカードローンを申込むときだけ、返済無しの状態にすれば大丈夫だろうと考える人もいるかもしれません。

しかしカードローンは何時借入れするかわかりませんから、金融機関は契約があれば常に借入れしていて返済があるものとして計算するので注意が必要です。

ここまでの説明を聞けば分かるかもしれませんが、金融機関としては複数同時の利用というのはあまり歓迎できることではないのです。

金融機関の考え方としては、カードローンだけではなく様々な面でお付き合いを深めて行くことを望んでおり、そのための恩典も用意しています。

ですから、安易に複数のカードローンの利用を考えるのではなく、1件に絞って金融機関の望む様なお付き合いをして、自分の信用というものを高めていくことを考えていくべきものなのです。

複数同時利用は破たんリスクが高まる!問題を整理しよう

それでも金融機関の考え方があるにしても、それを理解したうえで、返済していけるのであれば良いようにも見えます。

しかし金融機関の意向を度外視したとしても問題がある借り方には違いはないのです。

そこで複数利用に潜む問題を整理し、問題が発生した場合に何が起こるのかを正しく理解しておきましょう。

複数利用は返済に問題が生じる可能性が増える

まず複数利用した場合どのような問題が考えられるでしょうか。通常次のような問題が挙げられています。

  • 複数になると管理が煩雑になって返済日を忘れる可能性が高まる
  • 複数の返済日に合わせてお金を用意しなければならない

まず返済日についてですが、1件だけでも忘れて遅れたという経験のある人は多いと思います。それが2件3件と増えた場合、さらに可能性が高くなってしまいます。

自分は口座引き落としだから構わないと考える人もいますが、お金がいっぱい入っている人なら構いませんが、カードローンで借入れしているような場合には、残高不足になる人も多いので安心はできないのです。

このため返済日前には残高を確認が必要で、これを忘れていて結局返済が遅れる可能性は排除できません。

また返済額を用意するのも返済回数が増え月々の返済総額が増えてくると、容易なことではありません。借りはじめは何とかなっていたとしても、常にうまく用意できるとは限りません。

現在では収入も安定しているとは言えない時代で、将来収入が減ってしまう可能性も否定できなくなっています。もしそうなったとき返済額をどのように用意するのでしょう。

日本は長期の不況を経験し、まともな政権ができた今でも、未だに完全には抜け出していません。こうした中で収入が減ってしまって、返済に窮する例など星の数ほどあり、今後も無いとは言えません。

そういう場合、複数のカードローンを利用している人が安易に取る方法は、返済を他のカードローンの借入れで賄うというものです。

これは利用限度額内であれば可能かもしれませんが、これを繰り返せば徐々に借り入れが膨らんで、しばらくすると、どのカードローンも利用限度額いっぱいまで借入れしてしまう事になります。

借入れができなくなったとき何が起こるのか

そう言う場合、更に別のカードローンを契約するのでしょうか。もちろんそれにも限界があります。そして借りられなくなると、もっと金利の高い怪しい金融機関から借りるようになります。

そうしているうちに借入れが難しくなって、多重債務者と呼ばれるようになり、破たんして結局債務整理に追い込まれることになるのです。

もちろんここまで進んでしまう人は少ないですが、複数同時に借入れするというような人の場合、全くないという話では決してありません。

お金というものは安易に借りると自分の首を絞めることにつながることを覚えておきましょう。

将来の金利に影響?限度額の増額ができず金利もそのまま

破綻まで進まなくても、複数利用することによって不利益を被ることはまだ有ります。先ほど金融機関とのお付き合いが深まれば恩典が用意されているといいましたが、カードローンで言えばこれは利用限度額が大きくなりそれに伴って金利が下がることを指します。

しかし、複数同時に利用している場合には信用が深まりませんから、この恩典を受けることができません。これは将来大きな損失になってしまうのです。

カードローンは信用が大きくなるにしたがって金利が下がる

カードローンの利用限度額の設定は、申込時には金融機関との間の信用力が小さいため、非常に低くなっています。

利用を続け一定の条件を満たしていれば、信用力が大きくなって、利用者が依頼すれば利用限度額を見直して増額してもらえます。この際利用限度額と一緒に金利も見直しが行われ、利用限度額に反比例するように低くなっていきます。

信用力と利用限度額、金利の関係

信用力
利用限度額
金利

増額の依頼ができる条件の例としては次のようなものがあります。

  • 6か月程度以上の利用期間
  • 適正利用

最近では期間が長くなる傾向があって、カードローンによっては1年程度になっている場合もあります。適正利用というのはある程度の頻度で借りては返すということを繰り返すことを指します。

正しく利用していても借入れ頻度が少なすぎると、なかなか信用ができず増額できるまでの期間が長期化することもあります。

この増額を依頼した際に行われるのが、申込時と同じ審査です。申込時は信用評価が小さく金利は高いですが、同じ審査でも信用が上がっていれば金利は低く設定されるということになります。

ですから本来であれば大きなお金が必要な場合、増額できるまで待てば、複数利用するよりも、ずっと低い金利で借入れできるわけです。

複数同時利用していると信用は育たず金利は良くて据え置き

ところが先ほど説明したように、複数の利用という事に金融機関は不信感を持ちます。このためいつまで利用しても、育つべき信用力が育たず、利用限度額の増額には応じてくれません。

したがって利用限度額と連動して見直されることになる金利も低くなることはりません。

申込みから増額依頼までの間に他のカードローンの利用を始めた場合、悪くすると審査での評価が申込時よりも下がってしまう事になって、増額どころか減額になり、それに伴って金利が上がってしまう可能性すらあるのです。

ですから、もし他の利用を始めてしまった場合には、安易に再度審査が行われるような増額依頼はしてはいけません。

将来の利息を考えると大損といえる

カードローンは一度利用を始めると、便利な生活ツールになるため10年単位で利用を続ける人が多く、金利が据え置かれるという事は将来にわたっての返済総額に大きな影響が出てしまう事になります。

金利が高いというのはどういう事でしょうか。それは返済時に元本の返済と同時に支払わなければならない利息が大きくなるという事です。利息は次の式で計算されます。

利息 = 元本 × 金利 × 借入期間

つまり同じ借り方をするのであれば、金利が高いほど利息も高くなります。この状態で長期間利用が続くことになるのですから、金利が据え置かれるということが利用方法によっては大損につながることも有るわけです。

複数同時利用を解消する!その方法とは?

このようにカードローンを複数利用することは、金融機関も好みませんし、利用者にとってもあまり良いことは有りません。

では一時的にお金が必要で安易に何件も利用してしまって、現在複数のカードローンを利用している人は、どうすれば良いのでしょう。基本としては最終的に1つに絞るべきです。

そこでその方法について考えてみましょう。方法としては次の2つが考えられます。

  • 1つを残して他のカードローンを解約してしまう
  • 全体を1件に纏めてしまう

利用するカードローンを1つに絞れないか考えてみよう

まず利用するカードローンを1つに絞ってしまう方法を考えてみてください。すぐには無理という場合には、主に利用するものを選び、他は徐々に利用頻度を下げていって、最後には利用するのは1枚だけの状態に持っていくと良いでしょう。

使わなくなったカードローンは解約してしまいましょう。先ほど説明したようにカードローンは契約しているだけで、金融機関は利用しているとみなします。

そのあともっと大きなお金が必要になったら、今度は他を契約するのではなくて利用限度額の増額を検討してください。

他の契約が無く一定の条件を満たしていれば、増額の依頼をしても評価を下げることにはなりませんから、今度は安心して増額依頼を行うことができます。

複数返済中で苦しい場合はお纏めローンの利用を考えよう

もう一つはすべてのカードローンを1つにまとめてしまう方法です。これであれば返済中のカードローンが複数あっても1つにすることができます。

具体的な方法としては、大きな借り入れをして、現在借入れ中のものを返済してして解約してしまうという考え方です。しかしそんな新たな大きな借り入れなどできないと考えてしまうでしょう。

ところが、そういう多くの借り入れをしてしまった人のために用意されたローンが有るのです。通常お纏めローンというもので多くの銀行や一部大手消費者金融に用意されています。

今現在多くの返済を抱えている人は、すぐに契約書や借り入れ状況を示す書類などを集めてこれ等の金融機関に相談してみてください。

ただし、このお纏めローンにも審査がありますから、やはり返済能力と信用力次第では、利用を断られてしまう可能性があることは忘れないようにしましょう。

またこのお纏めローンを利用する人の特徴ですが、数年後にはまた多くの借入れを抱えているというような事がよくあるので、審査に通って纏めることができたとして安心して、また野放図な使い方をしては元も子ないことを覚えておいてください。

完済するまでは気を抜かず、借入れについてもできるだけ自制し、どうしても必要な場合には必要最小限に抑えしっかりした返済計画を立てるなど、努力する必要があります。

もし自分はどうしても安易な借り入れをしてしまうと思うのであれば、借入れに際し周囲の人に相談してアドバイスをもらうようにしましょう。

ここでカードローンの複数同時利用について纏めておきます。

  • カードローンの複数利用は審査が通れば可能だが金融機関は歓迎していない
  • 複数同時利用は返済に行き詰り破たんする可能性が高まる
  • 複数利用は金融機関に好まれないため信用評価が低く金利は高いままになる
  • 複数利用している場合には一つに絞る方法を考えた方が良い

以上を踏まえて、複数同時利用を考えている場合には注意してください。

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