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キャッシングで増額するなら押さえておきたい3つのポイント

借り入れで限度額いっぱいまで借りるという行為は、本来あまり褒められたものではありません。しかし、やむを得ない事情などでより多くのお金が必要になることもあります。

カードローンやキャッシングには、「限度額増額」という、契約の際に決められた限度額を増やせる制度があります。これを利用すれば、それまでよりさらに多くのお金を、同じ相手から借りることが出来ます。

今回は、この仕組みについて解説していきます。限度額増額を利用する際に私達が守るべきことや、金融業者が手続きの際に何を重視するかということを知っておきましょう。

限度額増額って具体的にどうなるの?増額融資の仕組み

カードローンやキャッシングを利用する場合、最初に申し込みを行い、審査を受けて借り入れの可否及び限度額が設定されるというのが基本的な流れになります。

限度額増額というのは、審査の際に設定された限度額(一度に借り入れ出来る金額の最大値)そのものを引き上げてもらうようにすることです。

通常、限度額の増額は2種類あります。1つは、一定期間適切に利用した人に対して、貸金業者の方から勧めてくるパターン。もう1つが利用者の方から限度額の増額を申請するパターンです。

自分から申請するのと業者から勧められるのは何が違う?

貸金業者から限度額増額を勧められるケースというのは、既に契約者の信頼が十分にあり、かつ利用頻度が高い場合に起こります。

流れとしては簡単で、ある時利用しているカード会社、または銀行から電話がかかってきて、「あなたのカードローンの限度額を増額しませんか?」という旨を言われます。

これに承諾すると、基本的には無条件で限度額を上げることが出来ます。審査を行うケースもありますが、業者側から連絡してくる場合では、大抵その審査基準を既に満たしているケースが殆んどであるため、実質的には無条件で限度額を上げることをが出来ます。

そして、こちらが本題なのですが、利用者側、つまり私達の方から貸金業者に限度額を上げるように要請することも出来ます。この場合は、審査を受けてその基準をクリアする必要があります。

限度額増額で一度にどのくらい上限を増やせるのか

例えば、今まで100万円まで借り入れ出来る人が限度額増額手続きを初めて行ったとしましょう。この際に、どのくらいまで借り入れ限度額が増えるでしょうか?

正解は、ほとんどの貸金業者で110万円までです。極稀に130万円まで増やすことが出来ます。いきなり借り入れ出来る金額が倍になったりすることはあり得ません。

最初の契約審査の際に決定された借り入れ限度額は、「この人が返済できそうな金額で最も妥当な金額」という理念のもとに決定されています。そのため、いくら限度額を増額するとはいっても、最初の設定金額から大幅に増やすようなことはしないのです。

限度額増額で増やすことが出来る金額は、一度につき10万円程度であるということを知っておきましょう。

金融業者の信頼を得るために利用者が守るべきこと

限度額を増やすためには、前提として貸金業者の信頼を得ている必要があります。これはどの業者であっても必ず求められるものであり、信頼を得ていなくては肝心の審査に進めません。

この信頼というものは、基本的には減点方式と言ってもいいでしょう。つまり、契約当初はある程度の信頼があり、特定の行動をすると信頼が下がっていきます。逆にそういった信頼を損なう行動をせずに利用を繰り返せば、自動的に信頼が上がっていくような仕組みだと考えてもらっていいでしょう。

ここでは、借り入れから返済までの過程で、契約者が信頼を損ねる行為や、信頼をより高く得る行為について解説していきます。

金融業者から信頼を得る行為と失う行為を知っておこう!

貸金業者が契約者に対して求めることは、実はそれほど多くありません。一言で言ってしまえば期日を守って返済をすれば、その他のことは多少大目に見てくれます。

債務契約において、最も信頼を損ねてしまうのは、延滞・滞納行為です。どんな理由が利用者側にあったとしても、そんなものはお金を貸している側には何の関係もありません。返済が滞ったという事実だけが残るからです。

また、延滞行為と同じぐらい良くないのが、多重債務です。あるところの借金を返済するために、別のところから借り入れをするような状態で、これも大きく信頼を損ねてしまいます。

また、借り入れが契約をした直後に限度額を増額したいと申し込むことも良くありません。先述したように、最初の限度額というのは、利用者の返済能力を審査したうえで、貸金業者が妥当だという金額に設定されます。よって、契約開始直後に増額を申し込んでも、即座に断られるのがほとんどです。

金融業者から信頼を得る一番確実な方法は、利用期間が長くなっても、堅実な借り入れを繰り返すことです。最初の契約から限度額増額ができるようになるには、最低でも半年から1年は必要だと言われています。もちろん、その間にある程度借り入れを利用して、きちんと返済する必要があります。

無理な運用(一度に限度額いっぱいまで借りる・返済期限ギリギリで一括返済する)も、貸金業者の信頼を上げる妨げになるので、可能な限り避けましょう。

増額には審査が必要!金融業者が重視することとは?

さて、ここでは限度額増額においてもっとも重要なポイントである審査について解説していきます。限度額を引き上げるための審査は、「増額審査」と呼ばれ、契約審査(借り入れを申し込んだ時にする審査)とは全く別の観点から行なわれます。

契約審査は、「借り入れの可否」・「限度額の設定」・「返済能力の評価」という3つの決定がされます。要するに、借り入れ契約をしてもいいか、契約するならこの人に幾らまで貸すか、この人が将来どのくらいお金を借りそうか、という点を審査で調べます。

それに対して、増額審査は調べることが1点しかありません。すなわち、限度額を増やす価値がある利用者か否かということだけです。ここで重要になってくるのが、ただ返済をしっかりするだけでは増額審査はクリアできないということです。詳しく考えていきます。

金融業者が増額審査で重視するのは、契約者が限度額を増やすことによって、これまで以上にたくさんお金を借りてくれるかどうかという点です。

これを踏まえたうえで、増額審査について、より踏み込んだ説明に移ります。

増額審査で求められることと利用者側の盲点

限度額を増やす審査では、大きく分けて3つの審査項目があります。

  • 契約者の収入が限度額増額に対して妥当であるか
  • 契約者のこれまでの返済実績が限度額増額を必要とするものか否か
  • 契約者の利用期間が新たな限度額を設定するために妥当であるか

まず、収入についてですが、既に他の業者からの借り入れなどによって総量規制上限に達しているケースでは増額できません。また、収入が契約当初から変わっていない、または下がった場合は、増額審査にマイナス評価として認められます。

限度額増額審査において最も重視されるのが、この収入面の変化と、最後に説明する利用期間の長さです。特に、契約当初に比べて収入が低くなった場合は、限度額増額を申し込んだのに、審査したら逆に限度額を引き下げられてしまったというケースもあるので十分気をつけましょう。

収入が契約当初に比べて大幅に増えたような場合は、限度額増額ではなく、一度解約して再審査を受けたほうが、大きな金額を借り入れ出来るようになることを覚えておきましょう。

次に、利用者の返済実績についてです。ここで重視されるのは返済の確実性と借り入れ額の大きさです。例えば、限度額が100万円の人が増額申請をしたとしましょう。この人は返済をしっかりとこなす人であっても、一回に10万円までしか借りないような利用方法だったら、増額審査は通らないでしょう。

限度額を増やしても、借り入れする金額が増えなければ貸金業者にとっては意味が無いのです。これまでの返済実績が限度額を増やす必要があるかどうかというのが審査されるのです。

この際、意外と盲点になるのが、審査対象になるのは、あくまで限度額増額を行う貸金業者だけであるという点です。つまり、他の業者からの返済態度はほとんど考慮されず、あくまで増額審査をする企業に対してどのような利用をしたかということだけが重視されるのです。

最後に、利用期間についてです。債務契約を開始してからどのくらいの期間借り入れを利用したかという観点です。

増額審査でマイナス評価を受けないためには債務契約をしてから最低でも半年、可能であれば一年の利用期間が欲しいです。

その期間以下で増額を申し込んでも、貸金業者としては契約者に対して信用が足りておらず、増額に応じない可能性が高いためです。

補足ですが、貸金業者側から限度額増額を進められるケースでも、利用半年以内はほぼありません。

増額せず新しく別の金融業者から借りたほうが良いケース

限度額を増やすことを考えた際に、必ずもう1つの考えとして浮かぶのが、別の借り入れをする方法です。複数の借り入れは限度を超えると、多重債務のリスク増加や契約者の信頼低下といったデメリットを引き起こしますが、1つの借り入れから2つの借り入れになる程度であれば、メリットのほうが大きいケースがあります。

限度額を増やすのと、新たに別の貸金業者と契約するのでは、どういった利点の違いがあるのかを知っておきましょう。この違いを知ったうえで限度額増額を利用してこそ、その恩恵を最大限に受けることが出来るのです。

増額すべきか別の借り入れをすべきかの分岐点

限度額増額と、別の借り入れを新たにすることの長所と短所を比較していきましょう。

限度額増額をするメリットは、審査の条件を満たしているかの確認がしやすく、金利を抑えられることです。契約審査とは異なり、増額審査では自己診断が容易で、増額できるかどうかがすぐに分かります。

別の借り入れをする場合は、金額の少ない借り入れを新規でするために、その金利は非常に高くなりますが、限度額増額によって上限を増やして借り入れすれば、一度に借りる金額が大きくなり、その分低金利で利用することが出来ます。

限度額増額のデメリットは、一度に増やせる金額の少なさゆえに、急な大金出費に向いていないということです。冒頭でも述べたように、g年度額増額で一度に増やせる金額は、およそ10万円程度です。そのため、急に50万円必要になったといったような事態に対処しきれないのです。

加えて、契約開始から増額審査を受けられるまで最低でも半年というタイムラグが有るため、この間に資金調達の必要性があった時にも対処できません。限度額いっぱいまで借りるのは印象を悪くするので、あえて借り入れに余裕を持たせて、その穴埋めが必要になることもあります。

別の借り入れをするメリットは、この限度額増額のデメリットをカバーできる点にあります。急な出費が必要になり、その金額が10万円を超えるような場合。契約してから半年以内に大金が必要になり、分散して借りることにより、貸金業者の印象悪化を防ぐ場合などです。

別の借り入れの有力候補になるのは、審査が柔軟で迅速である消費者金融です。金利が高くでも今すぐまとまった資金がどうしても必要というようなケースでは、限度額増額を申し込んでも対処できません。こうした時にバックアップとして複数の借り入れを駆使するような運用方法が活かされるのです。

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