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良いことばかりじゃない?借り換えのデメリットを正しく知ろう!

複数の借金を一つにまとめることを「一本化」または「借り換え」と言います。借り換えをすることにより、利率を引き下げたり、管理を容易にしたり、返済までの計画を立てやすくするといったメリットがあります。

借り換えは、基本的に3つ以上の借金をまとめることが多いのですが、その際に注意しなくてはいけないことがあります。

今回は、複数の借金を管理する上で欠かせない借り換えのメリットと、借り換えをする上での注意点とデメリットについて解説していきます。デメリットを正しく把握しておけば、どのような時に借り換えを活用すべきなのかを知ることができ、本来支払う利息を大幅に節約することが出来るでしょう。

借り換えはどうやってするの?債務契約の基礎知識

まずは、「借り換え」という言葉自体を知らない人に向けて、そもそも借り換えとはどういうことなのか、これによってどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

借り換えとは簡単にいえば、私達が持っている借金を一つにまとめることをいいます。

例えば、A・B・Cという3つの金融機関から、それぞれ20万円ずつ借り入れをしている人がいるとします。借り換えをすることで、この3つの借金を1つにまとめて60万円にするのが借り換えの基本になります。借り換えは新しくDという金融業者に依頼することになります。

金利はDの会社のものを適用し、ABCの借金はなかった事になります。返済義務はDに対して発生します。この一連の手続きを借り換えというのです。

借り換えをするとどんなメリットがあるのか?

借り換えをすることによるメリットは、大きく3つあります。まず1つ目が金利の低下です。現在の貸金業は、債務総額が一定基準ごとに最大利率というものが設定されています。

10万円未満の借り入れの利率は20%、10万円から100万円までの借り入れでは18%、100万円以上の借り入れでは15%が最高利率となり、銀行でも消費者金融でも、これ以上の利率を課すことは法律で禁止されています。

例えば5万円ずつ3箇所から借りると、それぞれの利率は20%で返済しなくてはいけません。しかし、借り換えによって3つをまとめて15万円にすれば、18%の利率まで金利を引き下げることが出来ます。これが1つ目のメリットです。

2つ目と3つめのメリットは似ています。債務管理の簡略化と返済計画の立てやすさです。複数の借り入れがある状態は、返済義務がそれぞれの会社に発生し、管理が煩雑化します。一括で返済できる程度であればさほど問題ないのですが、年単位の返済のように長期に及ぶ債務を複数管理するのは想像以上に手間なのです。

借り換えによってこれらを一本化することが出来れば、その1つだけに絞って返済することが出来るため、管理の手間を大きく減らすことが出来る上、金利計算も返済シミュレーションも立てやすくなるため、結果として多重債務に陥るリスクを大きく減らすことが出来るのです。

借り換えの審査はどのくらい難しい?求められる資格とは

新しく借金をするのではなく、今ある借金をまとめるだけの借り換えの審査はどの程度の難易度なのでしょうか。

「借金が増えるわけでもないし、特に問題なく審査に通るんじゃないの?」と思いがちですが、実は借り換えの審査は非常に厳しいことで有名です。

銀行であれ、消費者金融であれ、複数の借金をまとめるということは、他の貸金業者の借金を一手に引き受けるということでもあります。当然、その合計金額もそれ相応に増えますし、大きな契約になるのです。

借り換えの審査は、一本化してまとめる金額を「新たに借りようとするより」も厳しいものになります。

特に借り換えの審査では、年収の高さが求められます。通常、カードローンなどの審査では、年収の額よりも安定性(勤続年数)や過去の返済実績のほうが重視される傾向があるのですが、借り換えの場合は、特に収入の額そのものの比率が高く評価されます。

収入の目安としては、借り換えでまとまった債務額が、年収の25%を超えない程度であれば、充分成功する可能性があります。

貸し手側が考える借り換えのリスクについて

利用者にとっては便利である借り換えですが、当然貸す側である金融業者側の思惑も存在します。金融業者側が借り換えを認めるメリットとしては、大きな債務契約を取り付けられることにあります。

本来であれば、別のところ(金融業者)にいた顧客をまとめて引き込むことが出来るため、ライバルの利益を奪い取ることができ一石二鳥でもあります。

デメリットは、返済の不安です。複数の借金をしているということは、それだけ資金に困っている証拠でもあり、返済できるかどうかの見極めがより重要になってきます。

この、返済できる人間かどうか判別しにくい、または返済できない可能性が高い契約者が紛れ込む可能性が高い状態を「顧客リスクが高い」といい、借り換えではこの顧客リスクを最小化するために、収入面での審査が最も厳しく取られているのです。

マイナス面もある!借り換えのデメリットも知っておこう

利用者にとっては、ある程度厳しい審査さえクリアできればいいことばかりなように思える借り換えですが、この制度にもデメリットは存在します。これを正しく理解できるかどうかが、借り換えの価値を高くも低くもするのです。

借り換えのデメリットは、審査の難易度が非常に高いこと、返済期間が延びることによる債務総額の増加、新規借入の不便さの3つです。

審査の難易度については先に軽く触れましたが、ここで本格的に解説しておきます。借り換えの審査は、通常のカードローン審査とは根本的に異なります。カードローンは契約したとしても、実際にどの程度利用するかわからないので、ある程度甘い審査が行われます。(契約しても借り入れするとは限らないため)

しかし借り換えの場合は、既に借金があり、それを返済するという立場からスタートするため、「今ある借金を返済できるか?」という観点で審査が行われます。

例えば、新規に100万円の借り入れを希望してカードローン審査を受けるよりも、借り換えによって一本化した借金の合計が100万円である審査のほうが遥かに厳しくなるのです。

金利は下がるのに返済総額は増えるってどういうこと?

借り換えのメリットとして、金利を下げることというのがありました。ここで解説する債務総額の増加というデメリットと矛盾しているように思えるのではないでしょうか。

これが借り換えを利用する上で一番気をつけるべきデメリットなのです。借り換えの詐欺ではこれを悪用した詐欺が最も多く存在するので、しっかりと仕組みを理解しておきましょう。

借り換えをする時に一番重要なのは、借金をまとめる前に比べて、毎月いくら返済するかという点です。

借り換えで債務総額が大きくなる最大の原因は、一括化した後、それ以前では各貸金業者に返済していたにもかかわらず、一本化したことによって負担が減り、毎月の返済額が小さくなってしまうことです。

たとえ金利が下がったとしても、債務自体は減っていません。そして、金利は返済期間が長くなるほど大きくなるので、一本化した後にどれだけ早く元金を減らすことが出来るかが極めて重要なのです。

敢えて借り換えをしないほうが良いのはどんなケース?

借り換えを検討するときには、幾つかのポイントがあります。まず、小さな額の借り換えはほとんど意味がありません。それぞれ単独で一括返済したほうが金利負担を減らせます。

次に、借り換えしても金利が然程変わらない場合、このケースは逆に借り換えをしてはいけません。

金利低減効果の薄い借り換えは、返済期間が延びるだけでデメリットのほうが強いため、一本化する意味が無いのです。複数の銀行カードローンを消費者金融で借り換えするときなどに起こりやすいです。

また、毎月の返済額が低く、任意返済が不可能な借り換えプランがある業者も存在します。詐欺である可能性が高く、利用を避けましょう。また、借り換えの費用として違法な手数料を要求したりする詐欺もあるので、契約の際には、必ず諸費用がどのくらい必要なのかを調べておきましょう。

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