お金を借りるとき、アナタは何を重視しますか?事情によって様々だと思いますが、金額?金利?速さ?またはそれ以外?
初めてお金を借りるとき、何も分からず不安なことばかりだと思います。テレビや雑誌等では、消費者金融や銀行のカードローンを宣伝し、自動契約機や提携ATMなどもよく見かけます。でも、いざお金を借りるとなるとどうしていいか分からないし、どこからお金を借り
るのがよいかも分からない。
そんなアナタに、希望条件によって選ぶべきオススメの借入先をお教えします。
まずは申し込みから返済までの一般的な手順
申し込みから融資・返済までの一般的な流れに沿って、アナタがしなければならないことや通常、借入先でよく行われていることを簡単にご説明します。
正確さが大事な申し込み
申し込みと一口に言っても、申込書には審査を受けるために記載しなければならない多くの項目があります。お金を貸す側も借り手に返済能力があるかどうか判断しなければならないので、その材料となる借り手の年収、他に返済しなければならない借入があるかないかなど、正しく申告しましょう。
審査でアナタの誠実さが問われる!?
申込書の記載内容が誤っていないか、確認も行いながら審査されます。審査に通ったら、在籍確認が行われます。
アナタの都合で選べるカードの受取り方法
自動契約機や提携ATMを使ってお金を借りる場合に必要なカードです。各社、発行から受け取りにかかる時間に違いがあり、受け取りも郵送や窓口などさまざまです。
借入先で違う融資の方法
カードを使って自動契約機や提携ATMから融資を受ける方法が多いですが、指定した口座や借入先が銀行の場合は新規で作った口座に振り込まれる方法もあります。
いつでも、どこでもできる返済
インターネットバンキングや口座振替、店頭窓口、提携ATMなど、返済方法は様々です。また、毎月定額の返済だけでなく、臨時に返済することもできます。
上記がカードローンを利用する際の一般的な手順です。
不安な点、気になる事からアナタの希望条件を考えてみましょう
お金を借りる以上、まずは借りられる金額が気になるのはもちろんだと思います。一度に借りる金額はそんなに多くなくても、完済する前に次を借りなければならなくなることもあります。そうなると借りた総額が大きくなるので、借入限度額が高い方が便利でしょう。
それ以外でも、
- すぐに借りられるのかな?
- 金利はどれくらいだろう。
- もし、返済が遅れたら・・
など、不安な点や気になる事は様々だと思います。それをアナタの譲れない希望条件に置き換えて、順番に見ていきましょう。
融資限度額はアナタの条件で決まる
金額については重要なところですが、大体500万円を最高限度額にしているところが多いようです。具体的には、アコム・アイフル・プロミス・三菱東京UFJ銀行・楽天銀行など。ただ、三井住友銀行、モビットは800万円、みずほ銀行は1000万円です。
もちろん収入によって限度額は決まるので、これはあくまでも収入に問題がなく、最高額を借りられる条件が揃っている場合です。
申し込むタイミングと方法が重要!融資までの速さ
すぐにお金を借りたいという時、大事なことは申し込みからカードを受け取るまでの時間がいかに短かいかということです。
即日融資の方法として、カードを発行する前に融資を行う企業もありますが、カードを直接窓口で受け取ったり、アイフルでは「無人契約でんわBOX」、三菱東京UFJ銀行では「テレビ窓口」でカード発行・受け取りを最短40分で行っています。
もちろん、申し込んだ時間や借入金額などによって即日融資が無理な場合もあります。無担保・保証人なしで融資を受ける以上、審査など、最低限の手順を踏まなければならないからです。
各社ホームページに即日融資の方法が案内してあることが多いので、確認することをオススメします。
金利が高いが低いかはアナタの事情次第
金利については各社様々で、幅があります。どうして幅があるかというと、金融機関は、借り手の収入やこれまでの返済履歴などを見て、金利を決めるからです。つまり、借りる人によって金利が違うということです。
金利が高い方が金融機関としては儲かりますが、それでは優良顧客を逃してしまう可能性が高くなるので、低い金利も設定しているのです。
では、初めてお金を借りる人はどういう条件になるかというと、これまでローンの返済履歴がないので返済面からは判断することができず、収入面だけの判断になります。金融機関側にとっては判断材料が乏しく判断が難しいので、金利が高めになります。
ですので、初めてお金を借りる人は、金利の上限が低いところをオススメします。
下の表は主な金融機関の金利を表したものです。
企業名 | 金利 |
---|---|
アコム | 4.7%~18% |
アイフル | 4.5%~18% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
モビット | 3%~18% |
三井住友銀行 | 4%~14.5% |
三菱東京UFJ銀行 | 4.6%~14.6% |
楽天銀行 | 4.9%~14.5% |
金利は変動しますが、傾向としては、消費者金融の方が上限の金利が高く、銀行はそれより低く設定されています。
やはり安全性は大事!大手かどうか
お金を借りた後、気になる事は返済についてだと思います。
期日までに返済ができればよいのですが、返済が滞ると通常、支払いの督促がきます。ただ、企業名や弁護士から文書などで連絡があるので、テレビドラマなどによく出てくるような怖い思いをすることはありません。
しかし、一般に闇金と言われる業者では返すのが遅れたり、返すことができなかったら、怖い人たちがやって来たり、電話がかかってくることもあります。
そのようなことにならないためにも、まずは大手の金融機関を選ぶことをオススメします。
お金を借りるとき、「審査なし」と宣伝しているところもありますが、通常の金融機関では「審査なし」なんてことはありません。とにかく、あまい宣伝文句にとらわれず、きちんと選びましょう。
簡易審査で選ばれる!?意外に重視される借り手の条件
実は、借入先も借り手の条件を見ています。無担保、保証人なしでお金を貸すのですから、返済できるかどうかの判断は大事なことです。
金融機関のホームページを見ると、簡易審査ができるページが作られていることがあります。どうしてまず簡易審査をするかというと、簡易審査の段階でお金を貸す最低限の条件が揃っているかを見るためです。もちろんこの簡易審査に通ったからと言って、必ずお金を貸してもらえる訳ではありません。
しかし、この審査に落ちるようであれば、基本的なところの条件が満たされていないということなのです。
そして、簡易審査の時に記載しなければならない内容は、ほぼ各社とも同じで、性別、職業、既婚か未婚かということです。ということは、簡易審査に合格しても、この項目が次に行われる本審査の段階で重要になってくるということです。
男性か女性かで微妙に違う、借入先の印象
性別だけで判断されることはないのですが、後に出てくる既婚か未婚かというところで大きく関わってきます。特に女性の場合、結婚していれば家族がいて、現段階で子供がいなくても、これから子供ができる可能性があります。そうなると現在仕事をしていても働けなくなることが考えられます。
つまり、女性の場合、先々の収入が不安定と考えられていて、男性に比べると審査に通りにくいということです。
借入れの可否を分ける!?職業の有無
職業から重要な判断材料になるのが、収入の有無です。金融機関によっては、申し込みの前に安定した収入があることを条件に揚げているところもあります。専業主婦や学生でもお金が借りられる場合があるので、一概には言えませんが、大きな条件と言えるでしょう。
収入の安定性を図る、既婚か未婚か
男性の場合、既婚者は家族を養うだけの安定収入があると評価されます。ただ、安定収入があっても、それは家族のために使われ、自由になるお金が少ない可能性もあります。一方、独身者の場合、収入金額はともかく、自由になるお金が多いと考えられます。ですから、収入の安定性からみれば、
既婚者の方が借入には有利と考えられます。
アナタにとって重要かもしれない借入先の違い
厳しい事情もかかえている、●●系金融業者
この●●の部分には「独立」や「銀行」が入るのですが、この●●系金融業者は、一般に消費者金融業と言われる会社です。独立系はアイフル一社のみ、銀行系は複数社あり、アコムやプロミスなどが有名です。
独立系と銀行系は何が違うかというと、その言葉通り、独立系はその一社だけで経営されていて、銀行系は銀行のグループに属しているということです。ただ、銀行のグループに属していると言っても消費者金融業者に変わりはなく、経営に銀行がかかわっているという違いだけです。
そして、この消費者金融業者は貸金業法という法律の下で経営されているのですが、この貸金業法の中に総量規制という制度が設けられています。総量規制とは、お金を貸す際、借り手の年収の三分の一を超えてはならないという規制です。
つまり、収入のない人はそもそも消費者金融業者からお金を借りることができないのです。
2007年に貸金業法が改正された時、この総量規制ができたのですが、それまではそのような規制はなく、収入のない人にもお金を貸すことができました。しかし、返済ができなくなり、自己破産する人が増えたため、このような規制が設けられました。
また、他にも一社で50万円、複数社で100万円を超える貸し付けの場合、源泉徴収書の提出が義務付けられています。このように、貸す側にとっても規制があり、誰にでも貸せるという訳ではなくなったのです。
同じような事をしていても・・銀行は貸金業ではない!?
銀行とは、まさに口座を開設することができる銀行そのものです。銀行は銀行法という法律の下で経営されているため、貸金業法の総量規制の縛りを受けません。
それだけ、審査が厳しくもあるのですが、配偶者の収入が安定している場合、専業主婦でもお金を借りることができる可能性があるということです。
まずはアナタの収入で決まる借入先の窓口
上の記述どおり、アナタの収入で借入先の幅が決まります。専業主婦であれば銀行で、アルバイトやパートであっても収入があれば、消費者金融業者と銀行でと窓口が広がります。その上でアナタの譲れない希望条件に合う借入先を検討してみて下さい。
一概には言えませんが、高額・低金利のカードローンなら銀行、速さ・審査の通りやすさなら消費者金融、返済時の安心感はどちらも変わりませんが、大手を選ぶことをオススメします。