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複数の借り入れをスッキリと一本化!おまとめローンの全てを徹底解明

「おまとめローン」という頼もしいキャッシング方法があります。複数の金融機関からキャッシングしていて、その返済に四苦八苦している人には朗報です。

ここでは、「おまとめローン」の3つのメリット「総量規制対象外」・「返済総額の減額」・「金利の低減」について説明し、銀行・消費者金融・信販系キャッシングのいくつかを紹介していきます。

この「おまとめローン」の徹底的な解明で、その全てを理解できます。そして、複数の借り入れを自分に合った金融機関でスッキリと一本化して、全額返済を目指して下さい。

「おまとめローン」の薦め!たくさんの借り入れでお困りの貴方に

キャッシングには多くの金融機関が参入していて、その商品の種類も豊富です。そして、キャッシング経験者であれば、「おまとめローン」というものを聞いたこともあるのではないでしょうか。

「おまとめローン」は、たくさんの借金を抱えている人にはうれしい商品です。複数ある借り入れを一本化して、スッキリときれいに全額返済ができるというスグレモノなのです。

「おまとめローン」というのは、通常は銀行が多重債務者向けに、複数社からの借金を一本化し低金利で貸し付け、全額返済を行なわせるものです。「サラ金」・「闇金」・「整理屋」などが出現していた、この市場に銀行が乗り出しました。

規制緩和政で銀行の「おまとめローン」は、多様化し特色ある商品開発に向かいます。更に、消費者金融や信販系キャッシングにも登場し、多くのメリットで利用者の選択の範囲は広がっているのです。

ネット上には「おまとめローン」のメリットとして、次のようにたくさんのポイントがあげられています。

  • 総量規制対象外
  • 返済総額の低減
  • 大幅な低金利化
  • 毎月返済額の減少
  • 返済管理が容易
  • 毎月返済日の一本化
  • 繰り上げ返済可能
  • 返済期間の短縮
  • 低収入で借り入れ可能
  • 「ブラック」扱いにはならない

「おまとめローン」を利用しても個人信用情報に傷が付く心配もなく、楽々完済の希望が見えてきます。銀行の中には女性専用の商品を扱っているところもあり、日々「おまとめローン」は洗練されているようです。

メリットいっぱいの「おまとめローン」にも、デメリットはある!

こんなに素晴らしい「おまとめローン」ではありますが、ひとつだけ大きな問題があります。それは、キャッシング審査が非常に厳しいというもので、次のような重要な審査ポイントが立ちはだかっているのです。

  • 他社借入件数
  • 多重申込み状況
  • 過去借入れでの返済トラブル
  • 延滞(3ヶ月以上)
  • 踏み倒し
  • 債務整理
  • 勤続年数

つまり、「ブラック」な人は門前払いで、これに近い利用者、勤めている期間が短く返済に不安がある人などは、「おまとめローン」の恩恵を受けることは非常に難しいということです。そして、これらの問題がクリアできても、「おまとめローン」には注意しておくべきポイントもあります。

「おまとめローン」にはたくさんのメリットがあるのですが、その反面デメリットもあることを十分に知っておく必要があるのです。

ネット上には、「おまとめローン」について、次のようにいくつかのデメリットがあげられています。このローンを利用する際には、これらデメリットも十分に考慮しなければならないのです。

  • 返済総額が増加
  • 下がらない金利
  • 返済期間の延長
  • 再キャッシング
  • おまとめ詐欺

返済総額・金利・返済期間に関しては、先に上げたメリットに反しているように見えますが、「おまとめローン」は返済方法を充分に吟味しないと、メリットがデメリットへと変わってしまう危険性があるのです。更に、完済を達成した後の金融機関からのキャッシング勧誘、低金利高額融資を餌に保証金・手付金を騙し取る詐欺もあります。

銀行「おまとめローン」のメリットは、「総量規制対象外」です!

「おまとめローン」一番のメリットは、「総量規制対象外」であるというところにあります。貸金業法では、お金を借りたい人の収入に見合った金額しか貸付けできないように制限をしていますが、「おまとめローン」についてはこの制限がされていないので、高額借り入れが可能となり、返済が楽になるのです。

貸金業における「総量規制」というのは、平成18年改正の貸金業法の「過剰貸付けの抑制」のことです。これは年収などの3分の1を超える貸し付けを原則禁止し、貸付金額を制限するものです。

この法律は貸金業者に適用され、銀行は対象外です。「総量規制対象外」には他に、「住宅ローン」・「高額医療費の貸付け」などの除外や、「段階的な返済のための借り換え」・「個人事業主の事業資金貸付け」などの例外があります。

「総量規制」の例外「段階的な返済のための借り換え」というのをキャッシング商品としたものが、いわゆる「おまとめローン」と呼ばれるものです。銀行は元々「総量規制対象外」であるということに加え、この例外も適用されることによって、他の金融機関以上に「おまとめローン」のメリットを生かしていると言えます。

年収450万円の人では、銀行カードローンと消費者金融2社から各50万円、総額150万円借りるのが限界です。厳密に言うと、銀行には総量規制はかからないため、法的にはもっと借入れできるのですが、そうすると消費者金融の方の借入可能額は下がってしまいます。

このような状況では、これ以上の借入れはできず、クレジットカードも使うことは出来なくなってしまいます。そこで、この複数の借入れを「おまとめローン」に一本化することによって、「総量規制対象外」のメリットで、クレジットカードの使用を可能にすることができるのです。

銀行「おまとめローン」もサマザマ!そのいくつかをじっくり紹介

実際に「総量規制対象外」の「おまとめローン」とは、一体どんなものなのか興味を持たれたと思います。そして、「おまとめローン」と言えば、やはり「総量規制対象外」である銀行というイメージがあるかと思います。

銀行で取り扱っている「おまとめローン」にも、様々なものがありますので、ここではそのいくつかをじっくりと紹介していきましょう。

東京スター銀行には、「スターワンバンクローン」という「おまとめローン」があります。無担保の個人向けローンを借り換えたり、複数のものを一本化する「おまとめ」をするのに使用するローン商品です。

対象となるローンは、銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・信販会社・カード会社・消費者金融などの金融機関のローンで、事業性資金には使用することはできません。また、同行の無担保個人向けローンを借り換えはできないのですが、限度額内であれば、事業性資金以外に自由に利用できます。

「スターワンバンクローン」の借入金額は対象ローンの残高の範囲内で30万~1千万円で、返済方法には「元金同額返済方式」というものが採用されています。このローンの特徴は、返済額と負担を軽減するというもので、次のような軽減ポイントが上げられています。

金利の負担 返済の負担 手続きの手間
年5.8~14.8%
(保証料を含む)
返済毎月1回
(無理のない返済計画)
来店不要
(WEB申込み)

三井住友銀行グループの関西アーバン銀行には、「おまとめローン」として利用できる「アーバンフリーローン」というものがあります。「不動産担保型」と「無担保型」の2種類があり、「介護費用」・「教育資金」・「リフォーム」・「不動産物件購入」・「事業資金」としても利用できるローン商品です。

確実に返済を楽にしたいのであれば「不動産担保型」、ローンのまとめを手軽にしたいのであれば「無担保型」がピッタリでしょう。このローンのポイントは、「毎月の返済を楽に、或いは手軽に」・「相談から融資・返済までをサポート」・「来店不要でスピード対応」というもので、次のような内容となっています。

種別 貸出上限 利率 その他
不動産担保型 3千万円 年3.9~9.8% 融資期間
最長25年
無担保型 300万円 年5.8~13.5% 担保・保証人
不要

オリックス銀行カードローンは、「おまとめローン」として利用できます。そして借り換えにも利用でき、提携ATM利用料がかからず、来店不要、口座開設不要、担保と保証人も不要なローン商品なのです。

キャッシング申込みから借入・返済までを全てWebで行なうことができ、金利は年3~17.8%、限度額が最高800万円という商品です。このローンのセールスポイントには、次のようなものがあります。

所得証明書 審査時間 月々返済額
利用限度額
300万円以下は不要
最短即日 7千円から
(借入残高30万円以下)

消費者金融も含めて、まとめることで返済総額が減ることもある!

「おまとめローン」のメリットで2番目にすごいことは、「返済総額の低減」ということが上げられます。複数の金融機関からキャッシングしていて、返済に苦労している人にとっては、この借金を一本化して返済総額を減らせるということが、一番のメリットだとも言えます。

「おまとめローン」は、銀行に限らず、消費者金融などの貸金業においても、その返済プランによっては、返済総額を減らすことができる可能性が非常に高いのです。

例えば、極端な場合で単純計算をすると、消費者金融3社から金利20%で各60万円ずつ、合計180万円借り入れすると、1年の利息は36万円近く、月々3万円近くになります。実際には月々返済していき、残高に対する利息となるためこれよりは少なくはなります。

これを、金融機関1社の「おまとめローン」に一本化して、金利15%で180万円の借り入れにすると、1年間の利息は27万円近く、月々22,500円以下となります。具体的には一本化で金利がどのくらい下がるのか、月々返済を利息に加えて元金をどのくらい減らせるのかによって違ってきます。

通常のキャッシングにおいても金利というものは、借入金額が高いほど低く設定されますので、「おまとめローン」のように借入金をまとめて高額にすれば、基本的には金利は低くなるのです。あとは、設定されている上限金利をどれくらい低く設定しているかで、「おまとめ」する金融機関を選択すれば良いのです。

「おまとめローン」で月々の返済を楽にしようとすると、この返済総額を低減するというメリットを享受できない場合があります。1例として、複数金融機関から金利18%で300万円借り入れしていて、3年返済ではきついので金利15%で6年返済しようとして、返済総額が増えるということがあるのです。

300万円(元本)と金利18%の利息162万円ちょっと、3年返済の時の返済総額は462万円ちょっととなり、月13万円弱です。これを金利15%で6年返済にまとめると、月の返済額は8万円ほどに下がるのですが、利息は270万円ちょっとに増えてしまい、結果として返済総額は上がってしまうのです。

消費者金融の「おまとめローン」には、こんなものがアルンデス!

返済を楽にしようとして「おまとめローン」にするにも、その返済プランを充分に吟味しないと、結局損をしてしまうということもあるということがわかったかと思います。「おまとめローン」のメリットは、利用の仕方によってはデメリットにもなりうるということなのです。

ここではキャッシングの専門とも言える消費者金融の、こんなものもあるのかというような「おまとめローン」について、いくつか紹介していきましょう。

消費者金融の大手アイフルでは、「おまとめMAX」という「おまとめローン」を取り扱っています。複数の借り入れを一本化して、計画的な返済を応援するとしており、3社から金利16~18%で合計180万円の借り入れを、金利15%で「おまとめMAX」にすると、月々の利息が3千円弱減るとの例を上げています。

「おまとめMAX」のポイントは、①返済額・利息の負担軽減、②毎月の返済が楽になり段階的な借入残高の減少の2つとしています。この商品の概要は次のような内容となっています。

資金使途 貸付利率 契約限度額
又は貸付金額
当社及び
他社借入金の借換え
12~15%
(実質年率)
1万~500万円

ライフティという消費者金融の「おまとめローン」は、その名も「ライフティおまとめローン」と言います。事例として、3社から金利18%で合計150万円の借り入れを、約定年率15%で「ライフティおまとめローン」にすると、毎月返済額が3千円強、返済総額が12万6千円ほど減るとしています。

「ライフティおまとめローン」の特徴は、①毎月返済額の負担軽減、②段階的な借入残高の減少の2つとして、ほぼアイフルと似たようなポイントを上げています。この商品の概要は次のような内容となっています。

資金使途 融資額 約定年率
(実質年率)
他社借換え 500万円まで 8~18%

福岡県の博多に本社を構えるエクセルという消費者金融の「おまとめローン」は、そのまま「おまとめローン」と言います。サイトの始めにはこのローンについてのコメントがあり、「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約」、担保・保証人が不要、返済期間最長5年、元利均等払いについて述べています。

エクセルの「おまとめローン」では、追加融資や増額融資を行っておらず、真剣に利用者の借入金の完済を目指している姿勢が伺えます。この商品の概要は次のような内容となっています。

使用用途 借入金額 貸付利率
貸金業者からの無担保融資の
借り換えとおまとめ
(無担保個人向けローンに限る)
5万~149万円 年15~20%

「おまとめローン」で金利が低くなる!これが最大のメリットか?

「おまとめローン」に複数の借金を一本化すると、「総量規制対象外」となることによって高額の借り入れが可能となり、それによって「返済総額の低減」の可能性が高くなるという、2大メリットが生まれます。そして、その2大メリットを生みだす根本が、第3のメリットの「大幅な低金利化」なのです。

「おまとめローン」にすることで借金の金利が大幅に低くなるということは、第3のメリットというよりも、最大のメリットとも言えるのです。

これまで見て来た銀行や消費者金融の、「おまとめローン」と通常のローン(カードローン、フリーローンなど)の金利を比較すると次のようになっています。

金融機関
(又はブランド名)
おまとめローン名称
融資額
金利
通常のローン名称
融資額
金利
東京スター銀行 スターワンバンクローン
30万~1千万円
年5.8~14.8%
スターカードローン
10万~500万円
年4.5~14.6%
関西アーバン銀行 アーバンフリーローン(無担保型)
100万~3千万円
年3.9~9.8%
アーバンカードローン
10万~500万円
年4~14.4%
オリックス銀行 オリックス銀行カードローン
※「おまとめローン」として
 通常のローンを利用。
オリックス銀行カードローン
10万~800万円
年3~17.8%
アイフル おまとめMAX
1万~500万円
年12~15%
キャッシングローン
500万円以内
年4.5~18%
ライフティ ライフティおまとめローン
300万円まで
年8~18%
(名称無し)
千~500万円
年8~18%
エクセル おまとめローン
5万~149万円
年15~20%
(名称無し)
50万円又は年収の1/3まで
年15~20%

第2のメリット「返済総額の低減」のところで言ったとおり、真の金利の低さは上限金利で比較すれば良いのですが、上で比較した金融機関の多くが、自社内では通常のローンよりも「おまとめローン」の方が、金利は低く設定されていました。あとは、実際の借入時に他社の金利を参考により低い金利が設定されるのです。

信販系「おまとめローン」もけっこうスゴイ!銀行並みの低い金利

キャッシングを取り扱う金融機関としては、銀行・消費者金融の他に信販系キャッシングというものもあります。信販会社やクレジットカード会社、或いはその系列会社で行っているキャッシングです。

ネット上には、信販系の「おまとめローン」にも、銀行並みに低い金利を設定しているところがあるという、興味をそそられるコメントを見ることがあります。

そこで、実際に信販系「おまとめローン」にはどんなものがあるのか、調べてみました。以下に、今回確認できた信販系「おまとめローン」をいくつか紹介します。

オリックス・クレジット株式会社では、「オリックスVIPフリーローン」という「おまとめローン」を取り扱っています。このローンによって、それまでの借入金利が軽減され、毎月の返済額を減らすことができるとしています。

このローンを利用できるのは、年収400万円以上の20~64才の人で、日本国内に住んでいなければなりません。そして商品の概要は、次のとおりとなっています。

契約枠 融資利率 返済期間
返済回数
100万~800万円 3~14.5%
(実質年率)
1~8年
12~96回

クレディセゾングループの株式会社セゾンファンデックスでは、「本当のおまとめローン」という商品を取り扱っています。①本当に返済が終わる、②無理なく完済できるという、2つのポイントがあります。

「生活支援ローン(計画完済コース)」という安心の別名もあり、対象年令は上限79才という驚くべき幅の広さです。そして商品の概要は、次のとおりとなっています。

融資金額 融資利率
(実質年率)
返済期間
返済回数
10万~500万円 6.8~15% 6ヶ月~8年
6~96回

神奈川県にある株式会社アスマイルは、「個別信用購入あっせん」という方式のクレジットや、消費者ローンを取り扱う事業者です。ここの「借換え・おまとめローン」の特長は、①契約日から30日間無利息、②融資額に応じた明確な金利設定、③契約日から40~75日後の初回支払、④計画的返済のサポートなどです。

このローンは、同社を初めて利用する人専用の商品で、その概要は次のとおりとなっています。

融資額 資金使途 貸付利率
1万~300万円 貸金業者借入金
又は他社借入金の借換え
6.9~13.9%
(実質年率)

「おまとめローン」を熟知して、これでスッキリ全額返済しよう!

以上で、「おまとめローン」の大体のことが分かって来たことと思います。とても多くのメリットを持つ「おまとめローン」である反面、使いようによってはデメリットにもなってしまいますが、根本的にキャッシング審査が厳しいというところは、覚悟しておかなければなりません。

とにかく、「おまとめローン」の審査をクリアするために、まずは少しでも借り入れしている金融機関の数を減らすことが大事です。他社借入件数は5件が上限といったところで、これを超えるとまず審査をとおることは無いでしょう。

数ある借り入れ先の中から、借入金の増枠できるところを見つけ、そこに借入金を集める。そして、最終的に「おまとめローン」をお願いしたい金融機関以外のところに、一部だけでも借入金をまとめ、借入件数を減らしていくと良いのです。

「おまとめローン」というものを熟知して、そのキャッシング審査を突破し、最終的にすっきりと全額返済できるよう、ご健闘ください。

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